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よこよこさんのBlog

i-MiEV(X)の運用を開始して3年が経過しました(データ編)追記あり 2017-07-22 22:24:02

2014年3月21日に納車された私のi-MiEV(アイミーブ)。
納車後無事に3年が経過し、走行距離も60,000kmを突破しました。

過去にブログでご紹介したこともありますが、トリップメーター、Canion、EvBatMon、
燃費マネージャー、関西電力の検針票を基にデータを月ごとにまとめています。
1つの区切りでもあるので得られたデータを私なりに集計したのでご紹介します。

※あくまで私の実績をまとめたもので全ての場合で同じ結果になるとは限りません。
 1つの実例として参考にして下さい。

ご紹介する数値は得られた数値を四則演算、平均などしたものです。
詳しい方には物足らない内容かもしれませんがご容赦下さい。
もし計算方法など間違っているのでは?と思う部分があれば教えて下さい。
また、EVにお乗りでない方に取っては少し難しい内容かも知れません。

このブログ でも3年経過に際してブログを書いています。
2つのブログを合わせてお読み頂ければ幸いです。
ちなみに2年経過時のまとめブログは あちらこちら にupしています。

まず私が購入した車両等をご紹介します。
購入車両:2014年製 i-MiEV・Xタイプ ヒートポンプエアコン車です。
(家庭用エアコンと原理が同じヒートポンプエアコン車の方が電気温水式ヒーター車より省電力です)

2014年3月21日納車から2017年3月22日(関西電力の検針日)までの走行距離は61,795kmです。

月ごとの数値をまとめると、次のような値となりました。
-「月別走行距離」-(グラフをクリックすると大きくなります)

(H28年度)月平均走行距離:1,328km、(3年間の)月平均走行距離:1,712km
(H28年度)月最高走行距離:2,116km(5月)
(H28年度)月最低走行距離: 417km(7月)

5月はカンファレンス出席のために箱根、鳥取ラーメンドライブにも出かけたので距離が伸びました。
7月はASC状況確認のため、ほぼ販売店に預けていた状態だったので距離は伸びませんでした。
また、延長保証を付ける条件が3年で6万キロまでだったので走行距離を調整した部分もあります。


-「電費」-(グラフをクリックすると大きくなります)

(H28年度)年間通算電費:10.79 km/kWh、(3年間の)通算電費:10.79 km/kWh
(H28年度)月平均電費 最低月 2月 9.91 km/kWh(2位: 1月 9.99 km/kWh)
(H28年度)月平均電費 最高月 5月 11.73 km/kWh(2位: 4月 11.59 km/kWh)

3年間のグラフを見返したのですが、年間平均が1年目よりもまだ良い状態です。
また3年目は天井断熱と保温シートの恩恵か季節による差は過去2年よりも少なくなっています。


-「一充電走行距離」-(グラフをクリックすると大きくなります)
 充電後の走行距離とメーターに表示される走行可能距離の合計で比較しています。

年間通算:充電後走行距離:75.61km 残り走行可能距離:21.80km 左記2つの合計:97.41km
最高:充電後走行距離:104.49km 残り走行可能距離:6.20km 左記2つの合計:110.69km(6月)
最低:充電後走行距離:63.42km 残り走行可能距離:20.20km 左記2つの合計: 83.62km(3月)
(充電後走行距離と残り走行可能距離合計の最高月・最低月それぞれ同じ月の充電後走行距離と残り走行可能距離です)

昨年度と比べて充電後走行距離は変わっていません。残り走行可能距離が少なくなりました。
「EvBatMon」での計測を開始したので、これまでより満充電にする頻度を減らしました。
 
また今回から大阪の日平均気温の月平均値も合わせてグラフにしてみました。
夏は平均気温が28℃を超えると冷房によって一充電走行距離が短くなるようです。
冬は保温シートの恩恵か気温の低下の割に一充電走行距離の影響は少なくなったようです。
(暖房無しでも何とかなった時が以前より増えたと体感しています)
平成29年度はフロアに断熱材追加、ドアに保温シートと断熱材を追加したのでどうなるか?

3年分を1つのグラフにまとめました。(グラフをクリックすると大きくなります)

(H26年度)充電後走行+残り可能距離の平均:105.35km
(H27年度)充電後走行+残り可能距離の平均:105.00km
(H28年度)充電後走行+残り可能距離の平均: 97.41km
(3年間の)充電後走行+残り可能距離の平均:102.59km

今年度は満充電にする機会が減ったのが大きいかな?ということで・・・
一充電走行距離をリセットした時のSOCの平均を計算して一充電走行距離の100%換算値を計算してみました。

1年目リセット時平均SOC 87.572% → SOC100%にするには1.142倍する必要有り 、
一充電走行距離 105.3km → SOC100%換算値は120.30km

2年目リセット時平均SOC 83.003% → SOC100%にするには1.205倍する必要有り 、
一充電走行距離 105.0km → SOC100%換算値は126.50km

3年目リセット時平均SOC 80.569% → SOC100%にするには1.241倍する必要有り 、
一充電走行距離 97.41km → SOC100%換算値は120.90km

見比べてみると年数を経るごとにリセットした時のSOCは低くなっています。
SOC100%換算値で比べると1年目と3年目の一充電走行距離はほぼ同じになりました。
一充電走行距離のカタログ値172kmと比べると120.9kmはカタログ値の約70.2%に相当します。


ご存じのようにEVは冷暖房を使うと一充電走行距離に影響するので
大阪の日平均気温の月平均値の過去3年分をグラフにしてみました。(グラフをクリックすると大きくなります)

平成28年度は平成27年度と比べて夏暑くて冬寒い気温になっています。
統計での1℃の違いは結構大きいそうなので、一充電走行距離が昨年度より短くなったのは電池の劣化が原因だけとは言えないと思います。


一充電走行距離と電費を1つのグラフにしました。(グラフをクリックすると大きくなります)



一充電走行距離と充電前電池温度の平均を1つのグラフにしました。(グラフをクリックすると大きくなります)



また 「EvBatMon」を導入したので、関西電力検診日の累計走行距離と電池残存率をグラフにしてみました。
(グラフをクリックすると大きくなります)


平均すると1ヶ月に約1300km走行して約0.5%の悪化です。
9月には30ヶ月点検もあったので0.2%の改善しましたが、

1月の車検時は低い気温と新ソフトのいずれか?両方?かは不明ながら補正によって2.5%悪化しました。
気温が暖かくなった5月に旧ソフトで再補正を行った結果、1月に悪化したのと同じ2.5%改善しました。


-「移動費(自宅充電+三菱ベーシック+充電施設利用料)」-(表とグラフはクリックすると大きくなり、見やすくなります)




この1年は平均で1か月約1,300km走りましたが、

月額基本料金(ベーシック)+充電器利用料の合計で約1,100円で、自宅充電分を加えても約2,000円です。
1km走るのに1.5円未満です。月々のガソリン価格から燃費に換算すると1年間平均で約95km/Lと言う低燃費です。


-「電動車両サポート・プラン比較」-(表をクリックすると大きくなります)


個人ユーザーではベーシックとプレミアムの2つのプランがあるのですが、どちらが得か解りにくいですよね。
あくまで私の実績をまとめたものですが、自宅充電がメインなこともあり
全ての月で基本料金と充電器利用料の合計額でベーシックの方が安く、電動車両サポートを1回も使わない月もありました。


-「移動費の差額集計」-(表をクリックすると大きくなります)
私がi-MiEVを購入したのは、ファーストカーであるシャリオの延命策と言う部分もあります。
同じ距離をシャリオで走った場合と言う条件で、燃料費、オイル交換、オイルエレメント交換の3つの差額から計算しました。  


前提条件、金額、計算方法などは表に記載しているのでご覧ください。
2年間の累計でシャリオで走るよりも「649,179円」安い結果+今年度の差額「204,030円」=「842,932円」となりました。
この金額は私が購入した時のi-MiEV車両価格の約41.12%に相当します。


ちなみに i-MiEVと軽ガソリン車(NA)の差額も集計しています。


前提条件、金額、計算方法などは表に記載しているのでご覧ください。
3年間で走った約62,000kmの差額累計で「387,781円」となりました。
i-MiEVと軽ガソリン車(NA)の差額を70万円とすると約55.4%に相当します。
差額が70万円なら回収するのに11万キロ以上走らないと回収できません。

と言うことで現状ではi-MiEVに関しては中古車がオススメとなります。
 
今後も同様の集計を続けて経年変化の様子を見ていこうと思っています。


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