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こじたんさんのBlog

やっぱり残念なi-MiEVの回生ブレーキ 2016-04-05 20:07:02

前のブログに書いた通り、おニューのタイヤに履き替えましたら、なんだか良く転がる感覚です(^-^)

 

以前、ブログに「プリウスPHVと比較して転がり抵抗が大きいようだ」と書いたんです。

 

ブログ:i-MiEV走行抵抗比較

 

が、タイヤ交換後の試運転では転がり感がプリウスPHVと比較しても差が解りません。

この辺りは感覚だけですので、前回と同じ条件で比較しないと本当に抵抗が減っているか不明です。

といっても、東名高速で御殿場方面に行く用事もありませんので、近所の箱根にドライブに行きました。

CaniOnでデータを見ながら、いつも通る箱根旧道を登り下りしてみました。

いつもの定点間を下った時の回生量で比較しようという作戦。転がり抵抗が減っていれば、その分回生量が増えるだろうという推測のもとの簡易テストです。

 

で、いつもどおりの充電量で出発し、いつもの定点まで登って用事(笑)を済ませ、いざ七曲へ!

 

結果データを見るまでもなく、下り始めてすぐに抵抗が減っている事がわかります(!)

皆さんそうだと思いますが、下り坂はできるだけアクセルもブレーキも踏まずに、シフトレバーをN-D-E-Bとセレクトしながら車速コントロールしますよね。

とはいえ、急な下りのヘアピンではブレーキを踏む事もあるし、すごく緩い下りではNにしても走行抵抗で減速あるいは加速出来ない場所もあります。

いつもならNでは減速してしまい、Dレンジで軽くアクセルを入れる場所でNのまま転がっていくんです。

タイヤだけでこんなに変わるなんて、正直言ってビックリしました。前回のブログでプリウスの走行抵抗がほうが少ないと書きましたが、撤回(笑)

 

と喜びながら下って行き、そろそろ七曲に達しようとしたあたりで、前方がなにやら混んでいます。

どうやら先頭に路線バスがいて、車列になってしまっているようです。ここまで回生しながら快調に下っていましたが、車速がガックリと落ちます。

「これじゃ、回生量の比較は無理だな〜」なんて、のんきに構えていましたら、、、

 

「あ、あれ?減速できねー(汗)」

 

箱根の七曲の下りは、いつもなら。。。

(1) ヘアピンに向かってBレンジで下りながら回生ブレーキで車速コントロール

(2) コーナー手前でブレーキを使ってしっかり減速

(3) コーナー頂点で最大減速して、ブレーキリリースしながら、、、

(4) B→E→D→Nとシフトし勾配に合わせて回生力を緩めながら車速を回復

(5) (1)に戻る

こんな感じで、ブレーキペダル踏むのはコーナーの手前だけなんですが、、、。

 

バスが先頭にいるせいで、車列が10Km/h〜30Km/hくらいで流れています。

この車速域、Bレンジでもほとんど回生しません。私の初期型は、コンビネーションブレーキではありませんので、結果、、、、

 

畑宿まで、ず〜っとブレーキ踏みっぱなし(T-T)

 

あんなに坂道を下ったのに、SOCが2%しか増えていません。。。

なんという無駄!!

せっかくの位置エネルギーを回収出来ず、ブレーキ熱として大気放出です。

コンビブレーキの付いてないHA3Wでは、下り坂をゆっくりエコ運転するとエコじゃないという矛盾。。。

 

以前のEVOCブログで、数人の方がプログラム変更後に回生が弱くなったと書かれていましたが、まさにそれですね。

私は購入時にすでに新しいプログラムに改修済みでしたので以前の回生力を知りませんが、きっと今回のような状況でも以前のままなら、もっと回生出来た事でしょうね。実に残念な事です。

 

今までは転がり抵抗も大きかったので、下りでも転がり悪い→回生出来ない、、、と思っていました。

今回タイヤ交換によって良く転がるようになって、下りで良く転がる→結局回生出来ない!という事を身にしみて理解した出来事でした。

 

BMW i3のような強力な回生ブレーキが欲しいです。。。

 


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