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KAKUさんのBlog

i-MiEV 普通充電時の謎 つづき 2014-01-29 20:36:10

電力モニター設置して、i-MiEV 普通充電時の挙動について、新たな発見をしました。
こちらの
記事

先の記事でのmobie_maniaさんからのコメントや、EVOCサイトでいただいたコメント(会員登録しないと閲覧できません)でわかったことですが、充電する際には、AC→DCコンバーターの効率や、SCiBへの充電効率とかが100%でないので、実際に蓄電される量より多くの消費電力が必要であるようです。言われてみれば当然ですね。この量を、EVSSモニターでSOC(充電率)が数値でわかるようになったので、この数字と蓄電量から、充電時の効率を算出してみました。

結果: 85%でした。
普通充電4回、急速充電1回、合計5回のデータの平均です。





普通充電時に10分ほど充電をお休みする現象ですが、拡大してみると8~9分間のよう、その時の消費電力は30~100Wほどでした。
15%→100%時


40%→100%時(別の日)


充電開始時のSOCを記録していなかったのですが、お休みの無いパターンもありました。充電率が高いと、休憩なしで一気に100%に向かうんですね。 


あと、満充電手前40分間は、電流を制御して充電をするステージがあります。メインクーンさんのコメントでは、アブソーブ充電というらしいのですが、この時間も、どうやら一定ではないようです。短くて30分、長くて50分ほどかかっており、環境によって制御しているんだなあという印象です。


EVは、走行時のモータ制御、走行距離を延ばすための電力マネージメント、そして、回生と、様々な制御技術によって成り立っているわけですが、今回の発見により気づいたことは、充電するマネージメント技術も非常に大事なんだろうなあとつくづく感じ入った次第です。


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