2015-11-04 14:46:462015 EVOC東北ボランティア活動報告
EVOCアクティブメンバーknight-さんの報告です・・・・
EVOC公式行事である東日本大震災の被災地におけるボランティア活動に参加しましたので
報告させていただきます。
1.活動日時
2015年10月17日 9:30~15:30頃
2.活動場所
宮城県気仙沼市五右衛門ヶ原運動場住宅
3.参加人数
EVOCメンバー有志9名およびKIプロジェクトの皆様
4.活動に至った経緯
日頃よりお世話になっている、岐阜県のNPO法人 KIプロジェクトに
電気自動車を使った炊き出しを提案したのがきっかけでした。
今年の2月下旬、KIプロジェクト主催のボランティア活動(宮城県石巻市)に個人で参加し、
炊き出しのお手伝いをさせていただきましたが、
仮設住宅の駐車場に偶然、カーシェアリングのi-MiEVが駐車されていました。
「自分のi-MiEVで炊き出しができないか?」そう思い、
その場でKIプロジェクト代表に提案、了承いただいた後に日程を調整し、
今回のボランティア活動実現に至りました。
5.活動内容
電気自動車3台(i-MiEV、e-NV200バン、e-NV200ワゴン)を使い、
仮設住宅にお住まいの方々に炊き出しを実施し、交流を深めてきました。
奥のi-MiEV_Mは当方所有車でMiEV power BOXを使用、
手前の2台のe-NV200は日産自動車㈱様より借用させていただきました。
被災地におけるボランティア活動として、3台の電気自動車が給電活動を実施するのは
極めて珍しいのではないでしょうか?
e-NV200の場合は、セカンドシート助手席側の足元にコンセントが設置されており、
ここから100V 1500W/hの電力を長時間給電することができます。
今回の活動でEVOCに課せられたミッションは以下の通りです。
①オムレツを作ろう!
②おやつとしてパンケーキを作ろう!
③温かい飲み物を提供しよう!
①オムレツ作り
(回を重ねるたびにコツを掴んだようで、後半は手際良く綺麗に作ることができました)
②パンケーキ作り
(色々な型に生地を流し込み、香ばしい匂いと程良く焼けた栗色が見えてきたら完成です)
メイプルシロップやホイップクリームなど色々な添え物を用意していましたので、
何を添えるかで盛り上がり、賑やかな雰囲気が生まれました。
③温かい飲み物を提供
活動時は晴天に恵まれ、かつ暖かい気候だったため、むしろ冷たい飲み物のほうが
多く提供されました。
もちろん、温かい緑茶やコーヒーなども提供させていただきました。
現地の方の話では、この時期に暖かい気候は珍しいことだそうです。
6.市街地の雰囲気
秋刀魚の買い出しのため、車で15分程の場所にある魚市場へ行きましたが、
至るところで盛り土がされており、復興への新たなステージに向けて着実に前進している
雰囲気を感じ取ることができました。
しかしながら、中には全壊もしくは半壊の建物も残されており、まだまだ被災地での活
動が必要な状況であることを痛感。
7.活動を終えて
現地の方々と食事をしていたときのこと。
「1週間分のご馳走だ!」という声がしたのです。
現地の方々の笑顔を見ても、「ありがとう」の声を聞いても嬉しいものですが、
「1週間分のご馳走」という声は初めて聞きました。
外から来たボランティアの方々と共に食事をすることが何より嬉しかったのでしょう。
私は愛知県岡崎市から遠路はるばる気仙沼まで行きましたが、
この言葉を聞いただけでも、「行って良かった!」と心の底から思いました。
市の職員の方にもEVOCのチラシを持ってEVの魅力を余すことなく説明することができました。
今後もEVを有効に使った被災地でのボランティア活動を続けていきましょう!
以上 EVOCアクティブメンバーknight-さんの報告