2015-04-07 13:30:39【coco充電】掲載済EVOC関連記事を転載1[i-MiEV関東オフ会に参加]
EVサムライInterview 壱の巻 (2011年12月19日up)
さて、始まりました【coco充電】。
世のためEVのため、志は天に届かんばかりに高いのですが、実はスタッフの中にEVビギナーの不届きモノがおりまして、取材に行くならちゃんと体験してコーイ!と編集長の一声で企画が決定。
足取り不確かなスタッフ1号2号の2名がi-MiEV関東オフ会の会場である道志村に向かった顛末一部始終。さて、2人は取材を完遂し、EVサムライに近づくことができたのか??
おジャマするのはi-MiEVのオフ会ということで、まずはi-MiEVの手配から始めます。
スタート地点が東京は目黒区鷹番だったにも関わらず、車は墨田区業平のオリックスレンタカーさんで借りることに。まだレンタカーでEVの用意は少ないようです。
お店は東京スカイツリーのほぼ真下で、なぜか朝っぱらから休日の観光地を後にする不思議。
拝島で急速充電中
一気に道志村までの航続は無理なので、道すがら助手席の2号が急速充電できるスポットを探します。スマホを駆使して色々検索してみますが、都心を出ると一気に充電設備が少なくなることを実感。
立ち寄ったのは日産プリンス西東京販売株式会社拝島橋店。充電設備の稼働に関して事前に電話で確認、無事に滑り込みました。ここで80%までチャージ。525円也。
メカニックの方が気さくな方で、近隣にも幾つか充電設備ができているものの、周知されていないものはうまく活用されていないこと、そもそも皆どこに連絡すればよいのかわからないなどの情報を得る。向かいの島忠ホームセンター施設内にも充電設備があるらしい。
集合場所には一般のLEAFも
オフ会主催者の『くまさん』が、都内からのルートを事前に案内してくれてはいたものの(ルートラボ)、理論上の移動距離と道の勾配の影響を受ける実際の電力消費の差に不安を感じ、もう一度普通充電に立ち寄ることを決断。
結局は不要だったようですが、こちとら初心者ゆえ、安心は何にも代えがたく。神奈川日産自動車株式会社津久井店様にお電話して立ち寄らせていただきました。105円也。
その後、何とか無事に待ち合わせの道の駅に到着。1時間45分の大遅刻。。皆様申し訳ありません。
ここまでの道程で、何となく走行と電力消費の関係に関して、「掴んだ」とはドライバーを務める1号の弁。
どんどん増えていくi-MiEV
駐車場の一角がどんどんi-MiEVで埋め尽くされていきます。急速充電器のある道の駅の休日ということもあって、飛び入り参加者もあり、一同喜ぶ!喜ぶ!こう見ると、同じ見た目の車両の無いことに気づきます。
それぞれカスタマイズを愉しむのがi-MiEV流なのかも知れませんね。
道の駅どうしの充電スペース
順番に充電していきます。充電待ちの並び方には、暗黙のルールがあるようです。嬉しいことに充電は無料。
しかも、充電設備利用者には喫茶店で飲み物無料のサービスがありました。オフ会参加者だけで13台も充電するのだから、さぞ時間がかかって大変・・・と思いきや、話の尽きることがなく、誰も待ちの長さを感じていない様子でした(笑)
最後の方に、我々も充電させていただきました。これで帰路に走り出せます。
戦隊モノ顔負けの未来感
EVサムライInterview 壱の巻 (2011年12月19日up)
くまさん
この方が今回の呼びかけ人、くまさんその人です!予想以上の参加台数に感動しています。
2年あまりに渡ってEVに関する活動を行なってきている『くまさん』に、悩みや取り組んでいること、さらにはcoco充電に期待することを一問一答形式で聞いてみました。
精力的な活動の原動力は?
以前より有限なエネルギーの消費に疑問を感じており、EVが普及すれば、電力消費の平準化と自然エネルギー代替が進むからです。
自宅にも太陽光を導入し、深夜電力を利用する省エネ仕様としています。
そもそもEVに乗ろうと思ったきっかけは?
元々新しモノ好きではありますが、なぜ電動の車やバイクが世の中に存在しないのか不思議でならなかったところに、インド製のREVAを発見し興味を抱きました。
(参考:くまさんの電気自動車i-MiEV(アイミーブ)i-MiEV Driving Report)
購入に際して不安はありませんでしたか?
「普及前のものに多少の難はつき物!」という発想で不安はありませんでしたが、リチウムイオンバッテリーの寿命と経年劣化に関して疑問はありました。
なにせ400万円もの投資をするわけですから、気になるのは当然でしょう。
EVの最も大きな魅力はどんなところですか?
まずは動力性能です。ガソリン車では味わえないドライブフィールがあります。
そして、運動エネルギーと位置エネルギーをある程度回収できるという嬉しさも加わり、ドライブが楽しくなります。
自分の場合は太陽光でEVを走らせているという意識も働くので、地球環境に寄与しているという満足感も大きいですね。
電費がリアルタイムで把握できるので省エネ運転は楽しいですし、裏腹に仕事でストレスが溜まっている時など、環境負荷の無いトルクフルな加速でストレス解消!なんていう使い方もアリです。
EVが普及するためには、何が必要だと思いますか?
まずは、売る側がEVの良さをもっと知るべきです。それを顧客に伝える必要があります。また、疑問に的確に回答できなければ、顧客は不安になり購買意欲が失われてしまいます。
バッテリーの性能向上やインフラ整備も重要だと思いますが、現状でも自分のライフスタイルにEVが適合するのかどうか、良く検討できる材料(=情報)をリードユーザーである私たちが提供してゆく必要があると感じています。
EVならではのエピソードを教えてください。
これは沢山ありすぎて書ききれませんが、オーナーさん達が口を揃えて仰ることは
- EVに乗り始めて省エネルギーへの関心が強くなった!
- 省エネ運転を心掛けるようになった!
- 最初は家内のセカンドカーで購入したが、すぐに自分のファーストカーになった!
- もうガソリン車には戻れない!
といったものです。実際自分もそうですし、EVでロングドライブがしたくなり、チャレンジ精神に火がついたような気がします。
ライフスタイルも変わります。移動費用がほとんどかからないこともあって、行動がアクティブに変化しました。
休みのたびにドライブに出かけています。充電ポイントで行ってないところをチョイスして行ってみたり、行動範囲が急速充電ポイントを中心に考えるようになりますね(笑)
近い将来、EV関連でチャレンジしてみたいことはなんですか?
コンセプトカーも含めてあらゆるEVに乗ってみたいですね。
また、日本全国をEVで走破してみたいです。
coco充電について、どう思いますか?
従来の充電マップは不完全なものばかりで、ユーザーオリエンテッドとはいいがたいものでしたので、自分で作成して使用していましたが。個人レベルではこれ以上は望めません。
ルート記録や標高差を記録できるようなルートラボの発展版のようなマップになるよう希望しますね。
また、リーフやi-MiEV(G&M)など、EVによって性能が違うとルートも変更になるので、それを反映した推奨ルートなど検索できると嬉しいです。
充電ポイントの周りの情報(例えば飲食店や温泉など)もあるとなお良いですね。このサイトの影響力が増大し、インフラ整備に貢献できるようになることを望みます。
EVに乗り換えを検討している方々に一言コメントをお願いします。
例えば、毎日100km位の走行距離で仕事や通勤に使用し、あまり遠出をしないような方には絶対にお勧めです。ガソリン代等の経費でEVが買えてしまうほどです。逆に、週末遠出を主に車を使用するような方にはお勧めできません。
ガソリン車のセカンドカーであれば、自宅の充電環境さえ整っていれば問題ありません。好きか嫌いかで判断すれば良いと思います。都市部か郊外にお住まいかによっても違いがあります。
郊外では充電ポイントが極端に少なくなりますし、夜は自宅以外では充電はできないと思ったほうが無難です。
最も注意しなければならないのは、冬場の走行距離です。ヒーターを使用すると極端に走行距離が減りますので、例えばエアコン(ヒーター)を全く使用しない時に比べて酷い時は約半分になります。ヒーターの消費電力は4~5kw/hありますので、極寒の時はフル充電でも70kmくらいしか走らない事もあります。
このように、自分の生活スタイルに適合するか、十分に検討する必要があります。
インターネットのサイトなどで私のようなユーザーレポートを検索して情報を入手し、自分のカーライフスタイルをうまく設計してください。
PHOTO by shinji930さん
集まったEVサムライの皆様で記念写真をパチリ。背景も職業も様々、色々なバックグラウンドの方とEV談義に花が咲いた素晴らしい時間になりました。
改めて『くまさん』に感謝!次の機会を楽しみにしています! また会いましょう!
24時間営業はありがたい!
帰りももちろん油断はできませんが、主に下りの道のりとなるので、ドライバーの1号は電気の回生というEVならではの楽しみを満喫しながら運転していました。
途中、24時間営業のENEOSに立ち寄り、施設内にあるDr.Driveで急速充電を行いました。こちらの利用には会員登録が必要ですが無料でした。
ただ、来年からシステムが変わるとのことでした。
EV経験こそあったものの、所謂“ロング”は初めてだった我々coco充電スタッフ1号2号。素直に大変勉強になりました。
上手な運転技法も皆様すごいのですが、何より、電欠の恐怖に耐える強い心と、それに対応するための計画とアイディアが素晴らしいと思いました。
我々の今後の活動が、日本における今後のEV普及に寄与すれば、大変嬉しく思います。皆様、今後共よろしくお願いいたします。