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2014-07-03 14:38:58BMW i3に試乗!ついに一般販売へ!

BMW i3に試乗!ついに一般販売へ!

2014年4月 
満を持してBMW i3
一般販売されることになった。


 
 
だいぶ前から予告はあったものの、遅れることが常の発売時期を予定通りやってのけるところは流石というところか・・・

早速1時間ほど試乗した結果をお伝えしよう!





外観はすでにオフィシャルサイトやモーターショーなどでおなじみであるので、
さして新鮮さは感じないが、プロトタイプのような大胆なデザインは縮小されたが
しかしどこから見てもBMWで好き嫌いは別として存在感は非常にあるデザイン





ボディはルーフがカーボンでその他ガラス以外はすべてプラスティック樹脂製だ






リアトランクルームもフラットで広く使いやすそうだ。



観音開きのドアパネルはユニークだ。
ドアの開け閉めは非常に重厚だが軽い感じでこの感覚は今までの
車にはない感覚かもしれない。因みに4人乗りだ!






前のドアを開けねばリアドアは開閉できないのはRX8などと同様

シートはバケットではなくコンフォート風なノーマルな感じで、ホールド性はさほど良くなさそうだ。
背もたれは妙に薄く出来ている。因みに現車は電動ではない。
今後スポーツパッケージなどが発売になったらレカロ風なシートも採用されるだろう。





アンダーフレームはオリジナル開発のアルミニュウム合金製
ボディフレームは新開発のカーボンファイバー製だ。





インパネも独特で、これも好き嫌いが分かれるだろうが、メーターパネルは
まるでスマホを置いたように見える。

また中央上部に鎮座する横長タブレットのようなカーナビ兼情報表示も
まるでPC液晶が置いてあるようだ。
またフロントガラスすぐ手前のダッシュボードパネルは、再生素材を使用している
ため、変に安っぽく見えてしまうのは大変残念だ。これはドア内側パネルにも
使用されているので、全体的に安っぽくなってしまっている。


左手座席シートに挟まれたセンターコンソールはカーナビ兼情報表示用のコント
ローラーで、リーフのようにシフトチェンジではない。
シフトポジションレバーはどこかと言うと・・・これがまたユニークで
ハンドル右斜めのワイパースイッチ近くに大きく飛び出ていて邪魔そうな位置にある。
ウインカーレバーは例によって逆でハンドル左手にあるのが欧州車だ。

ポジションはD>N>Rの3ポジション、Pは押しボタンで押すのだが、パーキング
ブレーキは電磁式でセンターコンソールに配置されている。
初めての人はかなり戸惑うだろう・・・

ステアリング左右にはクルコンや操作系のコントロールも標準装備され
リーフでおなじみのリモートオペレータによる機能設定や応答も可能だ。
スマホによるコントロールもOK。ただしiPhoneのみ?確認中!





タイヤはフロント155/70R19(タービンホイールはオプション)
フォグランプはハロゲンが標準で、ヘッドライトはオプションでLEDが選べる。





タイヤはリヤ 175/60R19(タービンホイールセットでオプション)
標準はフロント同サイズ(レンジエクステンダー車はリヤ175サイズが標準だ)

最初はちょっと細すぎるんじゃないかと心配になって質問したら
ブリジストンと専用に開発しているから問題ないとの回答だった。





さていよいよ試乗であるが、1時間ほど一般道を走ったが、コーナリングを
自由に楽しめるわけでもなく、渋滞路をときにアクセルを踏み込んで加速する
程度だし、当然高速も走っていないがそのポテンシャルは十分感じる事が
できた。
シフトポジションはDモードのみだが、走行モードはノーマルに加え「ECO PRO」
モード&「ECO PRO+」モードの3段階が選択でき、それぞれアクセル開度が
深く変化して、回生も若干変化するように思えたが確信できていない。
「ECO PRO+」モードではエアコンが効かなくなる。


特筆すべきは、BMWiのコンセプトとして、アクセルOFFのときは最大の回生が
発生するということ、つまり常に最大量の回生ブレーキがかかるため、アクセル
OFFによる減速を余儀なくされるので、慣れない人はギクシャクするだろう。
ただし慣れてくるとアクセルでスピードコントロールが出来るので楽しく楽な
運転も可能になる。
クリープ現象も付加していないので、アクセルを離すと最後まで減速し、
ブレーキを踏まずともストップするのである。
回生が聞きすぎて急激なGがかかるとストップランプが自動点灯するのも
後続車にとっては親切であるし安全でもある。
さらに衝突軽減ブレーキ装置もついて至れりつくせりだ。
これは始めての経験の人が多いと思うが、個人的には大歓迎である!






メインバッテリーの容量は21.8kWでカタログ値を修正している。
3kW増えているので大歓迎だ。最大出力は125kW(170PS)
最大トルクは25.5kgmでリーフの80kW(109馬力)(28.6kgm)と比較すると
パワーでは圧倒的に勝るもののトルクでは若干少なめだ。

但しピュアEVのi3では重量が1250kgとかなり軽いので俊敏性が増している。


実際アクセルを踏み込むと胸を空くような加速感を味わえ、0>100km
7.2秒の実力を見せ付けてくれた。

因みにリーフは11.5秒とかでてるけど8秒の記事があったり定かではない。
i-MiEVGも12秒とか言うがこれもはっきりしていない。
メーカーが公表していないのだ。
参考にテスラモデルSはでかいのに4.9秒とポルシェ並みだ!

航続距離については、実際試していないがリーフより若干劣るだろう。
おそらくエコ運転で200kmほどと推測する。




フロントボンネットの中に普通充電口があるので不便だ。
毎日充電する人はいちいちボンネットを開けてキャップをはずし充電コネクタを
さして、またボンネットを閉める作業を2回も余儀なくされるのだ。
ただしリモコンキーでボンネットが開き、開閉も楽なのでさほど苦にはならないと
思っているがちょっとひいき目か・・・?




急速充電はチャデモ対応で非常にありがたい。
普通のガソリン給油口の形状で使いやすそうだ。問題なし。
ただしQCによってはエラーが出そうな気がするのは心配しすぎか??



総評では、最高のEVであることは間違いなさそうで、特にEVに乗りなれた
マニアックな方々にはたまらない1台であるのはBMW故当然と言えば
当然か。

余談だがレンジエクステンダー車が注文の70%以上を占めるらしい。
皆さん心配性なんだな~
 


詳しいドライビングレポートは4月中旬以降十分に乗りこなしてから
お贈りすることとしたい。
またそのころ、早々に試乗会も開催できるよう頑張ります。

                                        くまさん記



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