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よこよこさんのBlog

祝!「MiEVモニタ」一般頒布開始!有益機能を少しご紹介します 2022-06-11 12:13:38

以前から表示内容の提案や動作確認などでお手伝いしてきたi-MiEV/ミニキャブMiEVの電池残容量などの情報を表示する表示器「MiEVモニタ」の一般頒布が本日から開始されました!

似たような製品は、少なくとも4製品存在しています。
私は i-MiEV運用開始直後から「テクトム社製燃費マネージャー FCM-NX1」を約8年間使用していましたが、今回のMiEVモニタが燃費マネージャーの機能を代替&燃費マネージャーにない機能も追加されたので、燃費マネージャーを外しました。

製作者さんに次いで長期間製品を使ってみて、「MiEVの状態を細かく把握したい方や頭文字D世代も納得の詳細表示」と「数字控えめで必要な情報を可愛くマーク表示」が選べるので非常に有益だと感じています。
全ての表示や機能をご紹介すると長くなるので、特に有益だと感じてもらえる部分に絞ってご紹介します。

※製作者さんが東芝製電池のアイ・ミーブM、私がLEJ製電池のアイ・ミーブXだったので、全ての機能はLEJ製電池車、東芝製電池車のどちらでも使えます!

「MiEVの状態を細かく把握したい方向けの情報」
1.バッテリーモジュールの温度表示。
多くの方から要望の多かったバッテリーモジュールの温度表示が出来ます。
充電電流が制限される温度まで上昇すれば、温度表示のバック色が変化します。

同様にLEJ電池車は、温度が低すぎても充電電流が制限されます。
充電電流が制限される温度まで低下すれば、上昇時と同様に温度表示のバック色が変化します。

電池のオーバーヒート、オーバークールを色でお知らせする機能は、他社同等品には無い機能です。

2.複数単位での電費表示。
日本メーカー製のEVでは、電費の単位は「km/kWh」で表されることが多いです。
実際のところ表示された数字をきちんと活用されている方は少ないのでは?と思っています。

そこでMiEVモニタでは、SOC1%で何km走ったかを表す「km/%」表示も選べるようにしました。
「自宅まで充電せずに辿り着けるか?」や「次の充電予定スポットまで何%まで充電すれば中断OK?」などを計算するのに有益です。

また、SOHを事前に%で入力しておくと、「km/kWh」を計算する時に電池劣化も考慮します。
電池劣化も考慮して電費を演算するのは、他社同等品には無い機能です。


3.電費からカメマーク点灯するまで何km走れるか?を計算&表示。
他社同等品には無い機能です。
上記2.を勘やスマホの電卓機能で計算せずとも電費と現在の電池残量(SOC)からカメマーク点灯まで何km走れるかを計算&表示します。

この部分は、写真も使ってご説明します。
計測距離:60km、消費SOC:37%(1+36)
1.62km/%(1%で1.62km走った)60÷37=1.62km/%
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計測距離:60km、消費SOC:37%、SOH:98.12%
10.32km/kWh(1kWhで10.32km走った)
60÷(37×(16÷100)×(98.12÷100))=60÷(37×0,16×0.9812)=10.32km/kWh
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東芝電池車の場合:
60÷(37×(10.5÷100)×(98.12÷100))=60÷(37×0.105×0.9812)=15.73km/kWh となります。

電費を基にして走行可能距離を計算:
(54%-10%)×1.62km/%=71.28→71kmと表示。
東芝電池車の場合:(54%-15%)×1.62km/%=63.18→63km となります。

その時の私のアイ・ミーブXでの純正メーターの残り走行可能距離は・・・
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76kmと表示されていました。(予測計算値+5km)

※電費を基にした走行可能距離は、計測開始から現在までの走行状態から計算した予測計算値です。
 走行方法や渋滞、坂道・空調使用の有無などで実際に走れる距離は増減することが有るので、十分余裕を持った走行計画をお願いします。


「数字控えめで必要な情報を可愛くマーク表示」
電池残量と電池温度を顔文字の表情と顔色で表現しています。
以下は公式サイトから引用しました。
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数字を意識しなくても良いので数字に苦手な方にも解りやすいと思います。

実際のメーター表示はこんな感じです。
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興味を持った方は、公式サイト( https://i-miev.jp/miev_monitor/ )をご覧ください。
頒布売り切れの可能性がありますので、お早めに御願いします。
(随時追加はいたしますが、電子部品供給状況により、長期間お待たせする可能性があります)だそうです。


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