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よこよこさんのBlog

夏の自由研究2020(夏季SCiB移動検証)まとめ。200901 2020-10-14 22:37:21

このブログは、下記「夏の自由研究2020(夏季SCiB移動検証)」の考察ブログです。
出来れば事前に下記検証ブログをお読み頂いたうえで下記をお読みください。

夏の自由研究2020(夏季SCiB移動検証)前日移動 200805
https://ev-owners.jp/blog/blog.cgi?id=8055

夏の自由研究2020(夏季SCiB移動検証)200806
https://ev-owners.jp/blog/blog.cgi?id=8056

第2回夏の自由研究2020(第2回夏季SCiB移動検証)前日移動 200830
http://ev-owners.jp/blog/blog.cgi?id=8140

第2回夏の自由研究2020(第2回夏季SCiB移動検証)200831
http://ev-owners.jp/blog/blog.cgi?id=8141


2020年8月6日と2020年8月31日のデータを並べてみました。(表をクリックすると大きくなります)
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8/6は、SCiBのメリットである「電池残量(SOC)が多い領域まで大電流で充電OK」を生かして3ケタ電流で短く充電+サクッと移動。
8/31は、大電流は電池温度が上げる可能性が有るので2ケタ電流でのんびり充電。を基本に走らせました。

見比べてみると・・・
自宅出発から約140km先の西粟倉村出発段階では、どちらの方法でも電池温度、到着時刻はほぼ同じ。
自宅出発から約190km先の鳥取市出発段階では、自動車専用道を利用した8/6の方が若干リードしています。
自宅出発から約230km先の倉吉エリア到着段階で、自動車専用道を利用した8/6は電池最高温度が47℃、自動車専用道を使わなかった8/31は45℃で、この2℃の違いが8/6は40A充電、8/31は75A充電と言う充電電流の違いになって表れたと考えています。
また、倉吉エリアから奥津温泉までの上りを50+αkm/hと前回より-10km/h遅くしたことで、奥津温泉でのCHAdeMO充電を30分するだけで出発できる残量まで充電出来たと考えています。

と言うことで、少しでも夏にSCiB電池車を快適に走らせるための方法(案)を下記にまとめます。
出発前:遠出する時は、電池温度を下げるために出来るだけ早く普通充電で満充電を完了させておく。
速度全般:自動車専用道でも速度は80km/hまでに。電力消費はほぼ速度に比例し、空気抵抗が速度の2乗で影響します。
CHAdeMO充電:電流に注意!出来れば300Vまで or 80%まで充電出来れば中断を。遅くとも電流が減り始めたらすぐに止めましょう。
オームの法則:V=IR ←電流が小さくなると抵抗(熱量)は大きくなります。

その上で・・・
1)満充電で出発後200kmまでは3ケタ電流で短く充電+サクッと移動して移動時間短縮。
2)食事など一定時間以上駐車する時も普通充電でのんびり充電。
 1時間普通充電すれば、SOC:20%(=約20km分)は貯まります。
 電池最高温度下降も期待できます。
3)出発後200kmを超える状況になったら自動車専用道の利用を出来るだけ控える。
 (=速度を60km/h程度までに抑えられますよね)
上記3点に留意すれば、CHAdeMO充電時の駆動用電池冷却機能の無い東芝SCiB電池車でもそれなりに快適に走らせることが出来ると思います。

最後に・・・
今回記載した内容は、あくまでお借りしたミニキャブMiEVトラックでのデータを基に考えました。
アイ・ミーブMやミニキャブMiEVバン(10.5kWh)だと違う結果になるかもしれません。
一つの例として参考にしてください。


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