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よこよこさんのBlog

とあるアイ・ミーブGの電池測定記録(CHAdeMOよりも普通が劣化に影響する?) 2020-03-05 10:35:20

昨年(2019年)10月、新車から7年経過したアイ・ミーブGにお乗りの方から
「新車から丸7年の車検で電池残存率が72.5%だった。
 保証が切れるまであと1年だけど電池残存率が70%未満まで劣化するかな?」と相談を受けました。

今回のi-MiEV(G)の状況をまとめます。
・駆動用電池があと1年で2.5%劣化すれば保証で交換となります。
・走行距離は丸7年で6万キロ未満なので、保証の条件である16万キロまでは余裕が有ります。
・ご自宅で充電OK

上記状況を踏まえたうえで下記を試してもらいました。
・少ししか減っていなくても毎日ご自宅で満充電する。
・ついでに充電できる状況なら積極的に充電する。
・電池残量が減っていない状態で無理にCHAdeMO充電まではしない。
・積極的に車を走らせる。

状況を確認するために毎月1回caniOnを繋ぎました。
12月、1月と1000km未満で1ヶ月で0.1Ahの劣化でした。
2月は東京往復されて3000km走ったとのことですが、劣化は0.1Ah(0.2%)だけ。
2月にcaniOnを繋いた時は、ご自宅で満充電して1km未満の移動なのに「残り走行可能距離表示は72km」
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(軽の)アイ・ミーブXの一充電走行可能距離(JC08モード)は172kmなので、
72kmはカタログ値の約42%しか有りません。

残り走行可能距離表示を考えるとcaniOnの表示以上に劣化している可能性が有りました。
「小さい数値を期待するなら寒い時に測定した方が良いのは確か」と伝えたところ
「ダメもとで三菱販売店に測定してもらう」とのこと。

後日ご連絡が有り、68.3%となったそうです。
参考資料として、測定日当日の大阪の気象庁測定値を示します。
前日夜から容量補正&測定が行われたので、午前中のみ。
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測定日の大阪の最低気温は6.7℃でした。

2019年10月(新車から丸7年の車検での三菱測定値)から2020年2月(三菱測定値)の推移を表とグラフにまとめました。
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2020年2月の三菱販売店での測定で3.33%数値が小さくなりました。

今回の結果は・・・
10月からの「毎日ご自宅で満充電」と「先日の東京往復で多数の急速充電」で
バッテリーにダメージが加わったうえに
「寒い時期は小さい数値が出やすい」の3つが組み合わさった結果かな?と想像しています。

ご本人さんから届いたメッセージを転記します。
まさに毎日これでもかという位、普通充電しまくりました。
更に直近1カ月で60回以上急速充電を繰り返しました。とのことです。

これまでアイ・ミーブ(個人初期型)、ミニキャブMiEVバン(16kWh)、i-MiEV(G)と3台の電池劣化のお手伝いして
今回のi-MiEV(G)が4台目のお手伝いでしたが、保証で駆動用電池交換となる数値までの期間は一番短かったです。
個人的には、「無理にCHAdeMO充電」よりも「毎日ご自宅で満充電」が劣化に影響する?気がしています。

※あくまで今回の実績をまとめたもので全ての場合で同じ結果になるとは限りません。
 1つの実例として参考にしてください。

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