HOME > ブログ

KAKUさんのBlog

ZE1のバッテリー状態(SOH)には気温依存性はある? 2019-01-14 20:19:31

ZE1のバッテリー状態(SOH)の気温依存性 Myリーフは昨年8月25日からあと10日で5ヶ月になります。
走行距離は現在5,191km、月に1,000kmちょっとで程よいペースです。ほぼロング利用で、関西帰省1、000km×2回(稼動8日)、宮城ボランティア往復1,000km(3日)合計3,000km。その他は、EVOCカンファレンス、OFF会、プチドライブなど200~500kmが5回ほど(稼動日8日)で5,191kmの9割以上を20日ほどで走っています。その他の130日は自宅に鎮座していることになります。

日ごろは、深夜バイトしている息子のお迎え、カミさんがちょこっと動かす以外、朝から夕方~晩まで、V2H(EVパワーステーション)に繋げっぱなし。そして、V2Hのタイマー機能を使い、日付が変わる0時過ぎから80%設定で倍速充電し、日にも寄りますが、SOC80%-約55%間の約25%の範囲で、毎日充放電を繰り返しています。使い切ってから充電することはせず、一日使った分だけ充電しています。なぜなら夜、不測の事態となってもある程度電気を残しておきたいからです。

私にとって、リーフは、帰省などのロング専用、自宅にいるときは走る蓄電池となり、止まっているときにも大きな価値を生み出す素晴らしい車でもあります。

多くの方は40kWhもあれば十分といいます。私は、年に5回程度は関西関東往復しますし、いざというときの災害時の備えという位置づけもあり、より大容量のバッテリーを望んでいます。

先に発表のあったリーフe+の62kWhは理想ですね。これに乗り換えるには、補助金返還など含めて、今いくら用意したらよいだろうかと、一瞬思い巡らせることも。まあ、そんなもったいないことをしたら、お天道さまから怒られますね。

あと3年半たったら、次期62kWhバージョンが出ていますでしょうか!?
e+発表会の説明資料に2021年に明記されていたクロスオーバー(SUV)がいいかな。
alt

なあ~んて、まだ半年経っていないMyリーフの前で、そんなことを思っていると、ひがんで調子悪くすると困るので、妄想はこの辺でやめときます^^;

ところで、我が家は7年半前にi-MiEVと同時に導入した太陽光パネルも稼動しています。リーフが家にいるときには全量売電しダブル発電となるわけですが、あと2年半後FIT終了時には、太陽光発電した電力をリーフに貯めて、早朝・夕晩に蓄電した電気を使うことを考えています。その時に、62kWhリーフやSUVに乗り換えられたらいいなあとは思っています。

で、V2H利用しているとバッテリーへの負担(劣化への影響)はどれくらいあるのだろうか、そんなモチベーションからバッテリーの状況をモニターしているのですが、今回は気温とSOHの関係性についてまとめてみました。

V2Hの利用有無を同じ環境で評価できれば、劣化度の差を客観的に示されるのですが、そんなことは不可能です。
しかし、皆さんのリーフの状況を拝見しますと、私の知りえる限りでは、一年で4~6%ほど低下されているケースがあるので、半年に換算するとさほどMyリーフの状況(Myリーフは今のところ5ヶ月で1.63%ダウン)と比率的には大差がないと感じています。今後半年の動向が注目されますが、私の頭の中では、今のところ、V2Hへの影響はほとんどないと考えています。

以下、本題に入り、Myリーフのバッテリーデータを以下示します。
本日現在、SOHは97.58%、Hx117.35%、QC回数は359回です。QCがやたら多いのは、L2H充電時に1回、給電時に1回、一度給電を止め再び開始した時に1回とカウントされるので、一日最低2カウントされるためこのような数字になっています。
■QC回数はご覧のとおり、日時に比例しています。
alt

SOHと走行距離とは、まったく相関がないことが分かっていますが、次のグラフをみると明らかです。3回ほどの1000km走行中のSOHの変化はほとんどありません。
また、バッテリーの劣化に影響のあると真っ先に考えられるバッテリー温度を同時にプロットしましたが、温度上昇したからといってSOHが急に変化しているとは言えないです。

まったく不可解な現象があり、2,200kmあたりの98.4%から0.5%一気に急落しているのが目立ちますね。この低下は謎です。この現象は、Myリーフだけではなくみんからお友達のZE1リーフでも確認されているので、ZE1の特徴のようです。いつどんな条件が揃うと生じるのか? 急落する量も2%一気に下ったリーフもありますし、1%の場合もあり、そのメカニズムはまったく推測ができていません。Myリーフの0.5%は、かわいいものですね。
■走行距離とSOHの関係
alt

その0.5%の急落を除いては、すでに周知のことですが、ZE1のSOHは時間の経過とともに低下するということです。しかも、時間の経過とともに緩やかになっています。これも今まで何度もレポートしています。下のグラフのとおり、納車時より低下の割合が緩和している様子が分かります。当初は一日0.01%、それが2日で0.01%、さらに3日、4日、6日で0.01%、直近では8日間変化せず、9日目に0.01%低下していました。
SOHの低下率が緩やかになるのはSOHの絶対値に依存していのであれば、このまま1年経過してもSOHが低くなってくるとそうなればよいのですが、前半の半年で1.63%ペース、後半半年はその半分だとしても、2.43%とみなさんの4~6%低下とは差が出てきます。ですので、気温が上がると劣化の度合いも高くなって来るのではと仮説が立てられますね
 
バッテリー温度に着目したところ、1,000kmロングの関西往復は夏でも冬でも50度近く上昇していて、確かに劣化度が高まりました。しかし、ロングの稼働日数は少ないので、SOH全体の低下分にあまり影響のないようです。
■日付(時間)とSOH、バッテリー温度の関係
alt

一方、LeafSpyのログには外気温もとられていますので、気温をプロットしてみました。そうすると、気温の大まかな変化がSOHの変化度合いに影響しているように見えてきました。
■日付(時間)とSOH,気温の関係
alt

0.5%急落事件がまたいつ起こるかわかりませんが、劣化の程度が緩やかになっているのは気温によるように見えます。たまたまMYリーフが夏に納車されたからかもしれません。今後冬が過ぎ、春になり気温が上昇して、再び劣化の度合いが大きくなるような変化が確認されるなら、”気温依存性あり”となりますが、答えが出るのは暖かくなるまでおあずけですね。

以上、最近のマイリーフバッテリ状況でした。

 


▲ページの先頭へ