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GOLD STOREHOUSEさんのBlog

BMW c evolution(BMWの電動二輪スクーター)に試乗しました。 2017-09-28 13:37:55

と、ある日。

通勤途中にある、BMW Motorrad Japan販売店の店先を見てみると、特徴的な色のサイドカウルを持つスクーターを見つけました。
そのスクーターはBMW Motorrad の電動バイク「c evolution」で、試作車が出来た言う記事がネット上に出始めた頃から「乗ってみたい」と思っていました。
2015の東京モーターショウにて実車は拝見済みでした。
恥ずかしながら、店頭で実車配備されているのを見て初めて日本での販売が開始されたのだと知りました。

BMW c evolution←公式ページです。

 


そうなると、乗ってみたくなるのが心情。。。

BMW Motorrad Japanのホームページより、試乗車検索、c evolutionを調べると近所で試乗できる場所が判りました。
ちなみに、c evolutionはBMW2輪車では珍しく「250CC登録で車検がなく、普通二輪免許(中免)で乗れるビックスクーター」だったりします。

近所で何店舗かありましたが、試乗コースが面白そう&よく知っている道という理由からBMW Motorrad Hanedaさんに試乗をお願いしました。

試乗の為にBMW Motorrad Hanedaさんへ。
電動バイクの試乗ですから、もちろん自分の e-レッツ でお邪魔しました。

店頭にはずらっとBMWのモトラッド、鮮やかな c evolution は一際目立ちます。
店舗内にて誓約書の記入と免許証の提示、試乗コースの選択と説明をされました。
今回は高速を走るより、羽田空港を周回する方がEVを味わえると思い一般道での試乗を選択しました。
一般道コースマップ
高速道コースマップ


右前から...

デザインは好みです。

ちょっぴりライダーマシンの様な感じ。。。

右から...

右後ろから...

2輪電動車両の象徴とも言える、すっきりとしたリアタイア右側。
ホイールもデザインされ「魅せる」様になってます。
ガソリン車の場合ここには大きいマフラーが占拠します。

左後ろから...

黒いスイングアームの中にモーターが収められています。

すっきりとしたハンドル周り。
インパネはフル液晶。
スイッチ類は左上から
・ハザードスイッチ(赤ボタン)
・トリップ切り替え&表示切り替え(温度、時間等切り替わる)
・リバーススイッチ(押している間にアクセルをひねると車体が後進)
・ウインカー(プッシュキャンセル式)
・ホーン(赤ボタン)
右上から
・ハイビーム
・パワーモード切り替え
・キルスイッチ&スタートスイッチ


200V充電(普通充電)口は左膝の蓋を押すと開き、その中にあります。

液晶モニターは下記の様になってます。

「ROAD」
ロードモード、やや力強い加速と緩やかな回生を行うモード。
電動車両らしい加速、ガソリン車のエンジンブレーキ時の減速の様な抵抗で回生を行う。


「SAIL」
セイルモード、回生がなくなりアクセルオフの時にはそのまま滑空する様に走る。
高速や、バイパス走行時に有効と感じました。


「DYNAMIC」
ダイナミックモード、その名の通り素晴らしい加速力を見せ、強烈な回生を行う。
加速の感覚は。。。白バイが速度違反者を追いかける時の感じ?
加速力が素晴らしいです。思わずニンマリします。


「ECO PRO」
エコ・プロモード、電費を一番稼ぐ為のモード。
緩やかな加速、全開にならない、回生ちょっと強めになってます。
目的地まで電池が持たないかなぁ〜と不安になったらこのモードでしょうか。
メーター内の残距離計も108Kmから120Kmに増えてます。


特徴的なサイドカウル。
試乗させて頂いた感想ですが「非常に乗り易いスクーター」です。
「運転が上手くなった!」と、勘違いするほどよく曲がり、安定したカッ飛び加速をします。
ちなみに最高速度はメーター読みでぬあわKm/hでした。
走行音ですが、かなり大きめのモーター音がします。
だぶん、意図的に大きくしているのだと思います。
しかし、加速する時の甲高いモーターの音には痺れます。

下に少し走行中を撮影した物をアップしておきます。
画像はヨレヨレで酔うので、加速時の音を聞いてみてください。

 

かつてバイクでブイブイ言わせておられた紳士淑女の方、バイクリターン用に電動2輪車などは如何でしょうか?

新たな世界が体感出来る事、間違い無しですから。

ちなみにメーカー希望小売価格は。。。
1,549,000円(消費税8%)
で〜す。

テクニカルデーターは下記の通りです。(BMW ホームページより、2017.9.27現在)

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エンジン :液冷オルタネーター搭載ドライブトレインスイングアーム、永久磁石式同期電動機、内部ローター
最大出力:35 kW (48 PS) /4,650 rpm
定格出力:19 kW (26 PS)
最大トルク:72 Nm from 0 to 4,650 rpm
最高速度:129 km/h
0-50 km/h加速:約2.8 秒
0-100 km/h加速:約 6.2 秒
航続距離:約160 km(定地走行値)
電力回生方式:自動電力回生(下り坂走行時およびブレーキング時)
バッテリー:空冷リチウムイオン高電圧バッテリー
バッテリー電圧:133 V(公称電圧)
充電能力:3 Kw ブースターファン付一体型チャージャー
充電時間:220 V / 12 A(標準)
 約4時間30分(100%)
 約3時間50分(80%)
充電時間:220 V / 16 A(モード3ケーブル)
 約4時間10分(100%)
 約3時間30分(80%)
サブバッテリー:12 V / 8 Ah メンテナンスフリー
オルタネーター:直流変流器、バッテリーチャージャー一体型、475W(定格出力)
パワートランスミッション/駆動方式:歯付ベルトおよびリングギアによるリアアクスル動力伝達ドライブトレインスイングアーム
フレーム :アルミダイキャスト耐荷重バッテリーケース付ハイブリッドシャーシ、チューブラースチールステアリングヘッドキャリアおよびリアフレームをボルトオン
フロントサスペンション:倒立式テレスコピックフォーク(40 mm径)
リアサスペンション:ダイレクトリンクスプリングストラット付シングルスイングアーム、7段階スプリングプリロード調整付
サスペンションストローク、フロント/リア 120 mm / 115 mm
軸距(空車時):1,610 mm
キャスター :95 mm
ステアリングヘッド角度:65.9°
ホイール:アルミキャストホイール
 リム、フロント 3.50 x 15"
 リム、リア 4.50 x 15"
 タイヤ、フロント 120/70 R 15
 タイヤ、リア 160/60 R 15
ブレーキ/フロント:ダブルディスク、径270mm、2ピストンフローティングキャリパー
ブレーキ/リア:シングルディスク、径270mm、2ピストンフローティングキャリパー
ABS:BMW Motorrad ABS
寸法・重量
全長:2,190 mm
全幅(ミラーを除く):947 mm
全高(ミラーを除く):1,255 mm
シート高、空車時:765 mm (コンフォートシート:785 mm)
インナーレッグ曲線、空車時:1,745 mm (コンフォートシート:1,770 mm)
車両重量 1) 275 kg
許容車両総重量 445 kg
最大積載荷重(標準装備時) 170 kg

※生産国 ドイツ(G 310 R、G 310 GSのみインド)。ドイツ本国発表値に一部のデータが異なる場合がございます。
※モデルによっては価格及び仕様が異なる場合があります。また、予告なく変更することがありますので、詳細は最寄りのBMW Motorrad正規ディーラーまでお問い合わせください。
※高負荷走行(高いギアで低速走行、高回転での連続走行)を日常的に行われる場合、無鉛プレミアムガソリンの使用をお勧めします。
1) 空車重量、走行可能状態時
2)WMTCモード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果にもとづいた計算値です。

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あれ?駆動用バッテリーの容量の表記がないですね。。。

ちなみにデーラーの方にお聞きしても『?』でした。

なので、BMW Motorradカスタマーサポートさんに電話でお聞きしました

結果、バッテリー容量は

94Ah

とのことでした〜。

 

 

。。。あれ?

 

と、言う事は

(94(Ah)×133(V))÷1000=12.5(kWh)...

12.5kWh!?

えーと。。。BMW c evolution」は「三菱 i-MiEV Mグレード」より駆動用バッテリーの容量が多いって事ですね!?

すごーい!

(49Ahの間違いでは?と感じますが、電話口で確かに94Ahと言ってました)

1,549,000円も納得?の価格と言ったトコロでしょうか。

でも、売れるほど赤字らしいですが...(車両価格が400万円位でないと元は取れないとも...)

だって、c evolutionは同じ車格のガソリン車のC 650GT(こちらは650CC)の30万円ほどアップですから、ある意味バーゲンプライスなのかもしれませんね。。。


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