いつかはEVさんのBlog
caniOn、EvBatMon使用の私的まとめ 2017-06-09 13:21:29
i-MiEVでcaniOnを使用して3年が経過しました。EvBatMonの使用も開始しました。
その間いろいろ試行錯誤しまして、特にここ3ヶ月にいろいろ経験しましたので、自分自身の
まとめの意味で報告します。
1.画面はナビに表示
スマートホン(caniOn用端末)はセンターコンソールの小物入れ下に設置し、MHL-HDMI変
換ケーブルで画像をカーナビに表示しています。
EvBatMonは常時使用ではありませんので、タブレットで見ています。
スマートホン caniOn :XPERIA SO-01E
EvBatMon:Lavie Tab S(タブレット)
OBDアダプタ caniOn :OBDLink LX
EvBatMon:ELM 327 Bluetooth
その他 ELECOM MHL3.0変換ケーブル MPA-MHL3HD10BK
Amazonでテキトーに選んだHDMI to AV コンバーター
MHL3.0変換ケーブル HDMI to AVコンバーター
2.使用可能なOBDアダプタが限られる
caniOn用のアダプタはOBDLink MXとLXが一般的です(これしかない?)。私は安価な
LXを米Amazonから購入しました。
そして、ここは私だけのトラブルらしいのですが、OBDLink LXでEvBatMonを起動しま
すとi-MiEVに警報が出てしまいます。このため、EvBatMonの発売元サイト
(http://www.evpositive.com/evbatmon-for-i-miev.html#OBD)
で検証済みのアダプタで、最も安価なELM 327 Bluetoothを使っています。
(ELM 327 BluetoothではcaniOnは動きません)
3.充電と熱対策に工夫が必要
充電はMHL変換ケーブル経由で充電しますが、caniOnは消費電力が大きいためMHL3.0
対応のケーブルでないと充電が追いつきません。当然スマートホンもMHL3.0対応機種が
必要です。
(SO-01EはMHL3.0非対応ですが、充電電圧を加減して無理に充電しています)
このままでも短時間の充電は出来ますが、30分程度経過するとスマートホンの発熱のた
め充電が停止してしまいます。このため、小型のファンで背面から冷却しています。
4.Wifi、Bluetoothの併用は困難
・スマートホンが他の機器とWifiと通信すると、OBDLink LXとの通信が不安定になり、
切断される確率が高くなります。しかも、一旦切断されるとスマートホンのBluetooth
設定が消えることがあるようです。
・スマートホンがOBDアダプタとBluetooth接続した状態で、他の機器とBluetoothで通
信すると、OBDアダプタとの接続が切断されることがあります。
私の失敗例
ワイヤレスディスプレーでcaniOnの画面をナビのビデオ入力に繋いだのですが、ワイ
ヤレスディスプレーのWifi通信がBluetoothに干渉しました(Bluetooth切断)。
スマートホンでcaniOnを使用しながら、同時にスマートホンがタブレットと
Bluetooth通信すると、数分〜数十分でOBDアダプタとの通信が切断されます。
5.OBDアダプタの使用端子は5本
i-MiEVのOBDⅡコネクタは下の赤/青が使用されていますが、実際に動作させながら消
去法で必要な端子を探したところ、caniOn、EvBatMonいずれも青の5つの端子だけで使
用できます。
i-MiEVでは16のBattery Powerが常時ONですので、これを使用せず、ACCから取って
います。
6.その他
これはナビとの相性ですが、ナビとHDMI-AV変換器の電源を同時にONにすると、ナビ
がcaniOnの映像を表示しないことがあり、HDMI-AV変換器の電源ONを3秒程度遅ら
せると確実に表示されるようになりました。