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KAKUさんのBlog

caniOn 136 CarState (リモート表示機能)設定方法  2016-01-28 23:59:58

 
caniOnが136にアップデートされ、車両から離れていてもi-MiEVの情報を閲覧できるようになりました。

開発者のMartinさんからも許可していただいたので、具体的な設定方法に関して、本整備手帳に記します。興味ある方は、一度使ってみてください。

車両に搭載するAndroid端末と、リモート用の端末を用意します。
 当然、両方にcaniOnをインストールしておきます。

 私が使っているのは、
 車両用として、Wifi運用のスマホ端末 WX10K + Wifiルータ:L09C(IIJ mio)と、
 リモート用としては、次の2つです。
 リモート用その1 タブレット端末 ASUSMemoPad FTD 10 LTD(IIJ mio)
 リモート用その2 TD626AS(Androidカーオディオ)+ Wifiルータ:L09C(IIJ mio)
 です。
 
caniOn 136 CarState (リモート表示機能)設定方法
 
設定方法
■車両側の設定
 caniOnのSetting画面でCar State を有効にします。

Car State レ(チェックを入れて有効にします)
Intervall  数値を入れる(通信の間隔、1以上整数)
Include Cell Data (レ) 必要に応じて入れる(Mは意味がないかも)
Include GPS Data (レ) 必要に応じて入れる(MAP画面で、自車位置が分かります)
Encrypion (レ) (暗号化を有効にしたい場合にチェックを入れる)
Indentity  メールアドレス
Http Sync  サーバー名(別欄に説明します)
Remote View ( ) (車両側はチェックいれない)
 
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caniOn 136 CarState (リモート表示機能)設定方法
 
■リモートする側の設定画面

Car State レ(チェックを入れて有効にします)
Intervall  数値を入れる(1秒以上、整数)
Include Cell Data (レ) 
Include GPS Data (レ) 
Encrypion (レ) (車両側と同じにする)
Indentity  メールアドレス(車両側と同じ)
Http Sync  サーバー名(車両側と同じ)
Remote View (レ) (リモートで表示させる場合はこちらにチェックを入れる)

Http Sync、Encrypion の設定について
お気軽に試したいという方は、Encrypion にチェックを入れずに、Http Syncに http://canion.azurewebsites.net/ を記述すれば、機能をすぐ享受できます。
常用するのであれば、暗号化を有効にしておいたほうがよいかと思います。

その暗号化についての補足説明です。
暗号化を有効にするには、車両側のアンドロイド機に生成された暗号キーファイル(SecretKey4CarState.txtが/bt_canフォルダに生成されています)をリモート側(/bt_can フォルダ下に)にコピーします。最初、これに気付かず戸惑いました。

また、Http Syc には、自前のサーバーを使うこともできます。

この場合、指定サーバーにphpファイルを置く必要があります。
なお、caniOn-Web-Serverには、phpスクリプトが公開されていますので、それを参考にして、push.php pull.php を記述し、共にサーバーに転送します。databaseを利用するので、予めdatabaseを作っておく必要があります。

databaseですが、たとえば、"canion"という名前のDBを作られたなら、PHPのスクリプトの冒頭部分を下記のように記述します。

<?php
$servername = "自前サーバー名";
$username = "DBのユーザ名";
$password = "DBのパスワード";
$dbname = "canion";

大抵のレンタルサーバーは、オプションとして用意されていると思います。

 
 
caniOn 136 CarState (リモート表示機能)設定方法
 
さて、Car State の利用シーンをいくつか挙げてみました。
まず一つ、

①「充電状態のモニター」
 充電中、離れたところで充電量がわかります。
 商用施設の200V充電中やディーラーさんでQC中など、車から離れて店舗内外どこにいても、どれくらい充電できたかをリモート側のcaiOnを立ち上げるとすぐさま充電率等がわかります。
 難点は車両側のアンドロイド機の電池が十分にないと端末がシャットダウンし途中で送信が途絶えます。モバイルバッテリーなどの二次電源を介する必要が有りますね。
 
 
caniOn 136 CarState (リモート表示機能)設定方法
 
その② 最後の車両情報を閲覧する
 caniOn搭載端末を車両から外して持ち運べば事済むことなのですが、車両側に専用機を設置している場合に効果を発します。
 自宅や宿泊場所など離れたところでも、リモート端末で最後の状態を閲覧できます。
 充電量を再確認し、次行程の走行をプランニングできます。ただし、車両側ではi-MiEV起動中は、いつもcaniOnも起動しておくことが必要です。
 
 
caniOn 136 CarState (リモート表示機能)設定方法
 
その③ Androidカーオーディオをモニター端末として利用する。
 caniOnは、他のアプリを立ち上げてもバックグランドで起動はしていますが、何かのはずみBluetoothが途切れるときがあります。
 ですので、当初はAndroidカーオーディオで利用しようと思っていましたが、結局caniOn専用端末を利用しています。
 しかし、専用端末は所詮スマホですので、使用温度範囲が限られており、車載を前提としていません。冬場はよくても、夏場の暑い時期などダッシュボードにおいておくと熱暴走や表示が醜くなる場合があります。
 また、ディスプレイの明るさを落とし、直射日光の当たらない膝元に設置しています。この欠点は、運転しながらcaniOn画面を注視できないことです。
 そこで、Androidカーオーディオをモニター端末として利用することで、解決します。
 モニター用のcaniOnは、他のアプリ(Radkikoとか、ナビアプリ)を使っていても、とても安定動作しています。
 ちょっと贅沢な使い方ですが、先日アンドロイドカーオーディオを取り付けた私にとっては、この使い方が一番有効となりました。
 
 
caniOn 136 CarState (リモート表示機能)設定方法
 
その④ 特定のi-MiEVの居場所がわかる。
 GPS情報も閲覧できるので、広い駐車場でのある程度の自車位置を特定できる。
 信頼しあうi-MiEV仲間のIndentity情報を共有化すると、他社の車両位置がわかる。2台で連なって知らないところにツーリングする際に使えるでしょうか。ハイドラの限定版的は感じです。
あまり、実用的であるとは言えないですね。
 
 
caniOn 136 CarState (リモート表示機能)設定方法
 
その⑤ 走行中のi-MiEVをリアルタイム(数秒の遅延はありますが)で閲覧する。
 わたしはレース等競技はしませんが、ピットにいながら走行中のi-MiEVのデータを閲覧できます。GやXタイプでは、バッテリー温度なども表示できるので、チームを組んでのレース参戦にはメンバーの走行分析ツールとしてつかえるのではないでしょうか!
 
その⑥
 盗難にあったときに、MyMiEVがどこを走っているのかの追跡
  ・・・・ 端末を見つからないようにセットする必要が有ります。
その⑦
 だんなのi-MiEVの素行調査^^
 こっそりcaniOn通信端末を仕込んでおいて、どこに行ったか証拠を残す
  ・・・・ こんなことされないように日ごろから信頼関係を築いておきましょう!^^

その⑧
 アイデア募集中!

 みなさんは、どんな使い方をされますでしょうか?
関連情報URL : http://minkara.carview.co.jp/userid/247335/blog/37232315/

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