先週末に2日かけて敦賀湾までヨットを2艇積んで1400kmを往復してきました。EVは二酸化炭素を排出しないし、ヨットも自然の力で進むので自然と一体になり、なんともすがすがしい気分です。目的はヨットレースのためですが、結構な珍道中だったので要点だけまとめてみました。まず、航続距離ですが、車内には大人2人、屋根に載せたヨットの重量は大人一人分程度なのでたいした重さではないな、とタカをくくって出発しました。ところが充電を2回ほど行った時点で目算に誤りがあることに気づいたわけです。通常10-11km/1KW走っているのに、なんと5-7km/1KW程度しか出ない。しかも航続距離をそれに保つため、平均速度も15-20km/h程度落ちてしまっていました。その結果、700kmの片道で11回もの充電を行い、通常7-8時間でつくのに、回数が増えた充電時間のロスもあいまって15時間もかかるトホホの結果となりました。往路も当然まったく同様の結果になったのは言うまでもありません。一番の敗因は風の抵抗が凄まじい、ということです。IMIEVは空力気特性が優れているので普段ドライブしていても気がつかないのですが、このときばかりは空気抵抗の凄まじさに体全身で感じました。でも、この経験を基に、ネガティブなことばかりではないと確信しました。普通のガソリン軽自動車で屋根に2艇積んで、かつトルクが5-6kgm程度しかない非力なエンジン、高い重心の常態では走行そのものが怪しかっただろうな、IMIEVだからこそ、このようなことが可能だったんだな、と改めてiMiEVの良さ感じた次第です。