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KAKUさんのBlog

caniOn 機能紹介 & お使いの皆さんにお知らせ 2015-04-29 15:27:46

このところcaniOnネタが続いています。
使い始めてちょうど一年経ちました。Ver.116からアップデートが積み上げられ、現在はVer.129にアップしていますが、このVer.116→Ver.129の間での目立つ機能アップは、各データの履歴が簡単に参照できるようになったことと、直前の記事でお知らせしました待望の電費(km/kWh)表示が選択出来るようになったことでしょうか。

今までは10インチタブレットをグローブボックスを開いたところに、嵌めて使っていたのですが、最近手に入れた5インチほどのWiFi専用機が当たりで、とても安定して動いています。そんなわけで、caniOnをいいところを見直しています。改めてi-MiEV専用アプリcaniOnの機能について、私が良く使うベスト5の機能を紹介します。

①Trip Timer(ほとんどデフォルトで使っているモード)
i-MiEVがら得られる基本情報を、ほぼこの画面に詰め込んだ表示モードです。
左側に走行時の基本データが表示され、メイン画面にはSummaryが算出されます。
caniOn起動時から終了時(i-MiEVoff)までの走った距離、消費電力、回生電力、平均速度、バッテリー温度(Mには未対応、これが残念)、そして、電費情報が表示されます。
電費情報は、Ver129から対応していますが、13*以降で、エアコンやヒーター動作させたときに消費する電力が、どれだけ電費アップにつながるかを表示できるようになる予定です。
(なお、この画面は、Ver130 Deveroper versionです)



②Cockpit (気分転換、遊びモード)
caniOnの顔といっていいですよね。i-MiEVのインパネさながらのCockPit画面です。
左側に走行時の基本データが表示されます。
パワーメータもほぼ遅延なく応答しますし、ウインカーや、各種パイロットランプも連動しています。
ドライブポジションの表記が異なるのと、アプリ開発当時のGグレードでチューニングされているので、Mでは最大出力の比率の分だけと思いますが、パワーメータの触れ方が小さいです。
電池残量を示すセグメントの減り方も、i-MiEV本体インパネとは若干違います。この画面だけでも、航続可能距離とSOCが表示されるので安心ですね。


③SOC履歴(走行を振り返るときなど)
 どれだけ電力を使ったか、SOCの消費状況をみて、振り返りたいときにこの表示を選択します。
 また、走行時のみならず、充電時にもOBDⅡでの通信が開始されるので、充電状況を見るのによく使います。特にQC時、車両を降りないでも充電率はもちろん、充電開始からの時間もわかるので、この表示はとても重宝しています。


④Trip Viewer
 走行履歴を振り返るときに使えます。ネットに接続していればGoogleMAPと連携し、走行軌跡を表示できます。また、消費電力が高いときや、回生が働いた地点で、その大きさに応じた〇印が走行ライン上にプロットされます。
 

⑤標高履歴
 アップダウンがどれだけあったかを見るときに表示させます。
 実際走行時に表示させると、登りの標高値を知っている時に、峠までの到達可能性について予測ができるかもしれません。(そういった使い方があるなという程度で、また使っていません)


以上が、ベスト5ですが、これらの表示を行うには、画面を横にフリップすることで簡単に切り替えられます。
また、上のライン中央左寄りのメニュー選択にタッチするとプルダウンメニューが現れるので、そこから選択します。

 

そのほか、バッテリーセルの温度や、セル電圧情報もGやXでは取得されます。私のMは吸い取ることが出来ないので、残念ながら表示できません。
スピード履歴、パワー履歴、電圧履歴、電流履歴、ヒーター消費履歴、A/C消費履歴、アクセルペダル履歴、MAP表示が可能ですが、省略します。

さて、こんな機能満載なアプリを動かすための要件ですが、すでにネットでは情報があふれていますが、改めて記載しますと、
① OBD2 スキャンツール
  私が知りえる限りでは、日本で入手できる以下の2つしかありません
  1.OBDLink MX Bluetooth Scan Tool
  2.OBDLink LX Bluetooth Scan Tool
  MXとLXの違いは、MXの方が上位(より幅広い通信規格に対応)のようで、i-MiEVにはLXで十分のようです。価格も安いですので、LXがお勧めです。
 
② 表示デバイス(アンドロイド機)
 開発元の推奨のギャラクシーや、NEXUS7と記載していましたが、具体的な機種は記載されていません。EVOCサイトでの情報を集約しますと、OSは 4.XX(2.は未対応、5.XXは不安定)とのことで、それ以上の情報はありません。
 ちなみに私の利用環境ですが、最近中古で入手した DIGNO DUAL 2 WX10K WILLCOM と言う端末です。
  AQUOS PHONE WX04SH も安定動作しているという情報もあります。

 ちなみに、私が持っているアンドロイド機一式ですが、上から順に機種と動作について記しますと、
 ・ASUS MeMO Pad FHD 10 LTE  Android 4.2.2 〇(ただし、WiFi機能をオフにしないと安定しない)
 ・NEXUS7(2012) Andorid 5.1 △ (4.**の時は問題なく動いていました。5以上は不安定となるようです。)
 ・AQUOS PHOHE Xx 203SH Andorid 4.1.2 △ (WiFi機能をオフ、NFCもオフでないと安定しない。それでもたまに接続が途絶える)
 ・DIGNO DUAL 2 WX10K WILLCOM Andorid 4.2.2 ◎(WiFiオンでも、安定しています) ←この機種はWiFi同時に使えるのでお勧めです!



以上が、最新のi-MiEV専用アプリcaniOnの機能について一部紹介でした。


以下、caniOnを利用している、あるいはこれから利用の皆さんへ、お知らせがあります。
端的に申しますと、開発先への寄付の仕方の紹介です。

端末を揃えないといけなかったり、OBDⅡスキャンツールも自前で用意しないといけないのですが、それを踏まえても、このアプリは有料版の価値は十分あると思います。無料版をリリース続けている開発者のモチベーションはどこから来るのでしょうか。やっぱり、それは、よかったとか、ここを改良してほいいとかのリアクションなのかなと勝手に思っています。

寄付(Donate)のやり方 
・Paypal を使って簡単に(クレジット支払)できます。

・まず、caniOnを使っている端末をWiFiなどネット接続し、caniOnを立ち上げます。
・caniOnの About画面に移り、一番下までスクロールすると、右下に Donateのバナーがあります。
 こんなバナーがあったんですね。寄付したいと申し出ると、教えてくれました。


・Donate のバナーを開くと、caniOn 画面内に、Paypalの決済画面が出てきます。
 デフォルトはドイツ語ですが、桁を間違えないようにユーロ換算で金額を入れて、お国をJapanを選ぶと、日本語画面となりホットします。


・あとは、個人情報、クレジット情報を入力して、ぽちっとするだけです。

・寄付先には、送金元の情報としては名前だけと思います。メールアドレス等の連絡先は明かされないようです。ですので、メールで送金したよという一報を入れておくとよいと思います。(連絡先は、caniOnの”About"画面に記載しています)
・なお、caniOnの開発者はMartin & Xavierと署名されています。本記事とは関係ありませんが、LeafSpyのベースを作った方が、お一方のXavierさんだそうです。


私は初めてPaypal利用しました。アカウントをすでにお持ちの方は、もっと簡単だと思います。

以上です。


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