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GOLD STOREHOUSEさんのBlog

乗鞍スカイラインEV乗入れ実験・研究事業に参加しました! 2013-09-19 00:06:16

現在、自家用車で行ける日本の最高地点は表富士周遊道路(通称 富士山スカイライン)の新五合目(頂上)で、標高2,400メートルです。

以前は違いました。

乗鞍岳畳平へ向かう道路の一つ、乗鞍エコーラインの途中にある県境で標高2,716メートルでした。

しかし現在「乗鞍エコーライン」は有料道路であった「乗鞍スカイライン」と共に2003年(平成15年)5月15日から「通年マイカー規制」となり、一般車両は走行する事が出来なくなりました。

マイカー規制後、走行が可能なのは「バス」「タクシー」「自転車」となってしまいました。

マイカー規制直前の2002年9月8日にシャリオで行った事もあります。


2002年 乗鞍鶴ヶ池駐車場にて

やはり「自分の車で行きたい」と思っていたら、こんな事を行っている事を知りました。

乗鞍スカイラインEV乗入れ実験・研究事業(主催:乗鞍自動車利用適正化協議会事務局)

この事業はマイカー規制10年目の節目である2012年より行われ今年は2回目となります。

昨年、申込みをしたのですが気が付いた時期が悪く参加できませんでした。

今年はよっさん氏旗振りの元、EVOCメンバーで参加する事になりました。

参加人数は12人、お借りした車両は日産リーフが3台です。


朝方、旅館のロビーで運転者を集めたミーティングです。

規制区間を運転する人は事前に免許証の提出を求められ、決まった人しか運転できません。ちなみに今回自分は抽選から漏れて運転出来ませんでした(涙


台風15号が接近の中、ほおのき平バスターミナルを出発。


途中、乗鞍スカイライン入口ゲートにて車両ナンバーと搭乗人数の確認がありました。


ここから雨の中をどんどん登っていきます。


途中から高木が姿を消した事により、森林限界(標高約2,400m)より上を走行している事がわかります。

木が無くなりました。

並走も対向車も殆ど無い道を静かに力強く登って行けるEV

そしてあっけなく駐車場へ到着。

ここのゲートでは1台あたり2000円の駐車料金が徴収されます。


生憎の天気ですが、10年前の車が一杯駐車していた当時の事を思うと「さびれたかんじ」という印象でした。

なぜ、あっけなくと感じたか?ですが...


前回の2002年に訪れた時は駐車場まで1時間待ち以上の大渋滞でした。


この場所は写真奥から来る乗鞍スカイラインと右側から乗鞍エコーラインが来るT字路の所で、一番混んだ所です。

これを体験すると規制もやむなしかなと思えます。


とりあえず記念に撮影しました。


今回お借りした3台のリーフです。

売店でお土産を購入して帰ります。

各車、運転者を交代して下ります。

乗鞍スカイラインを下るリーフ×3の動画です。

その後、無事戻ってきて終了しました。

マイカー規制について思う事。

マイカー規制導入の理由は「環境保護」、主にマイカーが集中して渋滞し、排気ガスによる大気汚染の軽減とされています。

ですので、自家用車が締め出されるのです。

マイカー規制を導入している所で古くは「上高地」、最近では「富士山」もそうです。

規制をすることによって排ガスを無くして環境保護と言う事にはある程度賛同するのですが...

規制後に走っている主にバスなのですが、これらが煙を吐いて山道を登って行く姿を見ると「?」と思うのです。

どう見ても、環境に悪そうです。

(当然、規制には環境だけでない大人の事情もあるでしょう。)

参加させて頂いた実証実験では、マイカー規制緩和も睨んでの実験です。

電気自動車ならば少なくとも排気ガスは「ゼロ」なので、早く規制が緩和され自分の車でまた行って見たいと思うのでした。


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