evstさんのBlog
アップルカーのバッテリーはSCiBが候補か 2021-02-06 10:06:29
これから開発されるEVの成否を決めるのはバッテリーの選択にあると言っても過言ではない。
2024年には発売が予想されるアップルEVが採用するバッテリーはSCiBと予測する記事がある。
アップルEVの電池はどこがつくる? ある日本企業が候補に浮上 (2ページ目):日経ビジネス電子版 (nikkei.com)
アップルはSCiBがエネルギー密度が低く航続可能距離が短い欠点があることは100も承知した上で採用ナンバー1候補に挙げている。
タウンユース狙い と記事にある。
この先は私見ですが、これから10年後の車の使用形態が大きく変化する可能性が高い。
一つは市、街を繋ぐのは電車、大型バス等公共交通手段の活用。マイカーはタウンユースが中心になる。
二つ目はカーシェアー時代に入る。ユーザーの個人所有離れ。
三つ目は自動運転化により施設間、近隣駅間の移動は24時間いつでも呼べば来る無人タクシーの利用が増える。
更に SCiBの改良も進むと思われる。
中華SCiB版にLTOバッテリーがある。この1セル常用使用電圧範囲が2.8V~1.8Vである。
これに対してMグレードの安全性を見た常用使用範囲は2.6V~2.05Vと中華製に比し狭い。
最新SCiBは更に改良されてエネルギー密度がもっと上がって使用電圧範囲はもっと広がっている可能性は高いが、
M搭載SCiBより大幅に改良されていると思われる。
全個体リチウムバッテリーとか3元触媒バッテリーとかリチウムイオンバッテリーの改良方法は種々あろうかと思うが
耐久性、短充電時間、耐寒性とか他より特に優れた特性を持つSCiBの特徴を生かし再度車に積まれて欲しいと思う。
訂正
M搭載SCIBバッテリーの電圧使用範囲は発売当初から1セル当たり1.5Vから2.7Vになっていた。
これはバッテリー安全装置としてCPU,BMU等ほぼ完ぺきな保護装置が付属しているからこの電圧範囲が可能なのであろう。
私がMからSCiBを取り外し個人で使用する時は安全性を考慮して2.05V~2.6Vに留めようと思う。