HOME > ブログ

QさんのBlog

「全固体電池」は実用化できない? 2020-04-05 00:36:44

こんなブログがみつかりました。

電気自動車の進化に必須といわれる「全固体電池」は実用化できない?

https://blog.evsmart.net/electric-vehicles/solid-state-battery-mr-amazutsumi-nterview/

以下は、2019/11/19、雨堤徹(あまづつみ・とおる)さん(Amaz技術コンサルテイング合同会社代表、テスラの関係者)へのインタビュー。

抜粋。

───全固体電池のどんなところが優れているんですか?

「優れているとは言い切れないです。何もいいところは説明されていないんです(笑)」
───え?
「みなさんが全固体電池が優れていると思うのは、トヨタがそう言ってるからですよね。トヨタとしては、全固体ができないと使い物になる電気自動車は作れませんよと言いたいのではないでしょうか。いわば、先延ばしのための言い訳とも感じてしまいます。

なぜ全固体がいいのかという具体的な理由は、誰も説明していないんです。トヨタは自動車メーカとしては誰もが認める素晴らしい会社ですが、電池メーカーとして素晴らしい訳ではありません」
───軽くなるという話は。
「なんで軽くなるんですか?(笑)」
───エネルギー密度が上がるとか……
「なんで上がるんですか? 上がる理由がないんですよ。エネルギー密度は、下がることはあっても上がることはないです。だって、固体の方が液体より比重が重いでしょ」

 長い記事で、関係者が批判、半批判のコメントを出していて興味深いです。中には「こんなこと言う社員は首にする」などいきり立つ社長さんも居て、どうなることやら。よくわかりません。

が、次の言葉は含蓄が深く納得できます

「政府は2001年に「燃料電池実用化戦略研究会報告」をとりまとめて、2010年に累積5万台、2020年に約500万台の燃料電池車導入を期待するという目標を示していました。現状の保有台数は約3000台で、うち1000台は愛知県が占めています(2019年3月末時点)。課題は、燃料電池スタックの耐久性やインフラ整備で、20年近く経った今でもあまり変化はありません」

 次の、トヨタの広報部の発言で締めくくられています。

「全固体電池はパッケージ小型化が可能で、次世代電池の中では、現時点で最も実用化(車載可能)に近いと考えています。生産技術も含めて研究・開発に取り組んでおり、2020年代の前半の実用化を目指して開発を加速しているところです」

すでに、2020年代の中半に入っていますね、トヨタさん。期待しています。

 


▲ページの先頭へ