https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1230143.html

 

技術開発力が落ちていると有名自動車評論家から指摘されているスバルですが、プレゼンにある「SUBARUのdifferent」というのを見る限り、スバルはスバルの立ち位置を実によく理解しているなと感じました。かつてほど技術で差別化を図る時代ではないと思っているので、トヨタにおんぶにだっこでもまあいいかなと(笑)。

 

(1) 高い基本性能

(2) 総合安全性能

(3) AWD

(4) 耐久性

(5) 高い実用性

 

「Likeではなくloveで表現されるSUBARU」という主張は、アメリカに住んでいるととても実感できます。 (6)を私が付け加えるとしたら、「家族や愛犬と大自然へ」です。米国の国立公園のサポートカーとしてスバルにはそんなイメージが浸透しています。

 

こちらを見るとSUBARUの米国での躍進の「凄さ」がよくわかります。

http://carsalesbase.com/us-car-sales-data/subaru/

 

2005年のシェア1.07%から、リーマンショックを境に上昇して2019年にはなんと4.35%と、ほとんど奇跡の領域です。別に技術力をアピールしたわけではなくLOVEを言い続けただけなんですよね。

 

面白いことに水平対向エンジンをバッサリと捨てています。今の世の中の流れからしたら、もはやそこは差別化ポイントではない！というスバルの考えが表れているように思えます。

 

かつてはWRXに乗っていた身からすると少し寂しい思いもありますが、EV化で技術が均質化すると思われる今後の自動車業界では、揺るぎないブランドイメージの確立（スバルの場合はLOVEの維持w）の方が大事なのかもしれません。