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KAKUさんのBlog

ZESP3の運用シミュレーション  2019-12-05 21:13:35

ZESP3の運用シミュレーション

昨日に引き続きZESP3ネタです。
昨日は、外でQC使って走る距離を見積もって、どのプランがお安くなるのかを算出してみました。
ただ、単純に充電できる無料分から想定電費に応じて走行距離を見積もったので、実際に運用した場合多少の違いは出てくると思います。一番の違いは、使わなかった無料回数分が、翌月に繰り越せるので、遠出しない月もあるでしょうから、その翌月の無料回数は最大20回(プレミアム10の場合)になるわけです。
また、自宅から満充電で出発すると、はじめの第一歩の距離をバッテリーの容量に応じて稼ぐことがで出来るので、当然経路充電の回数も減ります。
それには、いつどのくらいの距離を走るかを、具体的に想定してみるのが一番かと思い、いくつかパターンをあげて最安のプランは何かを検討してみました。
私は年に5,6回帰省していますが、本検討には、東京-姫路間を5回往復するとして計算してみました。
パターンは次の6通りです。

■① ZE1(40kWh)電費7.0km/kWh、一回10分の充電量:6.0kWh、航続距離:250km 自宅出発時に満充電する。
■② e+(62kWh)電費は6.0km/kWh(平均速度が上がりそうなので、少し落としてみました)、一回10分の充電:10kWh(3年半後には高速道路には超高速充電器は完備されているという前提)、航続距離:330km
■③ パターン①と同じであるが、出先に普通充電ができて帰りの出発時に満充電できると仮定。
■④ パターン②と同じであるが、出先に普通充電ができて帰りの出発時に満充電できると仮定。
■⑤ 過去に乗っていたZE0(24kWh)で帰省した場合を想定。電費:7.0km/kWh、1回10分の充電量:5kWh、航続距離:130km 自宅出発時のみ満充電
■⑥ パターン⑤と同じであるが、出先に普通充電ができて帰りの出発時に満充電できると仮定。
 


以下、各パターンで経費を見積もってみました。
■① ZE1、電費7、充電量6kWh 出発時のみ満充電。
→ ご覧の通り、プレミアム10(3年)が月間3135円→3263円(税込み)と最も安くなりました。超過料金は年額5600円です。なお、プレミアム40は計算しても高くなるので、計算対象外としています。


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■② 62kWhリーフ 電費6.0、充電量10kWh 出発時のみ満充電
→ 月間2750円(税込み)と3000円切りました!基本料金の範囲です。プレミアム10が最も安いです。


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■③ 40kWhリーフで、出先でも満充電出発可能
→ 月額経費が下がり、パターン②と同じ月額2750円、帰りに満充電出発できる効果が出ました。
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■④ e+で帰りも満充電出発できたら、、、どうなるか

→なんと、わずかにプレミアム10の基本料金(2750円)を下回り、月額2658円のシンプルプランが最安となりました。
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■⑤ ZE0(24kWh)、電費7.0 一回の充電量は5kWhと控えめにしています。
→プレミアム10が最も安いのですが、4290円→4418円と4千円オーバーしました。かなり苦しいです。超過料金が年額18200円が効いています。
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■⑥ 上の⑤に出先で普通充電できるとしたら、、、
→やはりプレミアム10が最安で、3775円と4千円を切ります。
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★★まとめ★★
 年5回、往復1200kmの帰省では、プレミアム10(3年)で月額3135円(税込み)とわずかに3000円をオーバーしました。が、この金額だと納得できる額かも。 
 そして、もし実家で普通充電ができると、基本料金の2750円(税込み)無料の範囲で運用できることがわかりました。現在のZESP2は2200円(税込み)からは500円ほどのアップにとどまります。
 また、e+に乗り換え、高速道路のSAに超高速充電器が拡充され10kWh/10分入るようになると、基本料金内におさまることも確認できましたし、もし実家で普通充電ができるとなると、プレミアムでなくてもシンプルプランでもOKとなりました。
 ZE0だと、月額4000円オーバー、実家に普通充電設備を入れて3775円と、これも結構負担が大きくなります。
 実際のところ、ZE0、現行ZE1などのリーフが今後3年から5年後、徐々にZESP2満了時を迎えたときに、ZESP3しか選べないようになるかどうかはわかりません。12/16以降、中古リーフを買ったら、ZESP3なのでしょうか? それがそうだとしたら厳しいですね。 もしかしてZESP4とか、別の料金体系になるのかもしれませんね。

 また、帰省以外にも、ロング走行します。しかし、今までの実績を見ると、大抵は300km~400kmです。今回計算には入れていませんが、おそらく家で満充電すると10分充電を1,2回して帰ってこれるでしょう。
 プレミアムプランには、普通充電無料なので、うまく組み合わせてドライブを楽しむことができるかもしれません。

 ということで、私は、ZESP3が最悪なプランであるとは感じておりません。高くなったのは確かですが、今後のEVの大容量化&高速化がセットとなれば、1つの解だと受け入れております。10分、あるいは20分で切り上げることが普通になり、リーフの放置プレイも軽減するでしょう。30分で止まるようになっていますが、それこそ従来QCのとおり充電事態は30分で終わっても、プラグを30分超過してて刺しっ放しにしていると、回数は4回目に入るなどある意味ペナルティを掛けてもいいかもしれません。必ず充電終了前に戻ってくるようになりますし。実際テスラのスーパーチャージャーはそのような仕組みになっていると聞きました。

 以上、いろんな環境で変わってくるかとは思いますが、一つ言えることは、大きな課題としては、集合住宅のお住まいの方のリーフの運用方法です。日産は何かしら解をもっているのでしょうか。16日からZESP3の受付が始まるとのことですが、リーフマイナーチェンジ発表と同時のようですが、集合住宅にお住いの方向けのリーフ販売戦略がどうなるのかが心配です。切り捨てることが無いよう、納得のいく提案をお願いしたいものです。


追記
アップしてから一部間違いに気づきました。お正月の帰省から戻ってくる時に満充電として計算していました。金額が上振れしますが、大勢は変わらないと思います。追って修正します。
→修正しました。パターン①、②、⑤を更新しています。

 


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