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楽ミーブさんのBlog

アイミーブ(M)に「 50 kWh」の暖房エネルギー搭載。灯油FFファンヒーター(2kW)設置と実走行試験。 2019-11-06 21:51:48

電気自動車が冬季「寒い」時代は終わりましたね。(^_^)
 
 
アイミーブ(M)タイプに中国製の2kW灯油FFファンヒーターを
自作・木製モータールームリッドカバーで搭載して
走行実験してみました。結果良好です。
こうなると「EV」というよりは「モーター・ドライブ・カー?」とでも表現すべきでしょうか?
 
 
アイミーブへの様々な取り付け方法がWEBで公開されはじめているので、
取付例としてご参考まで。
 
 
 
取付後
 
 
暖房用配管
 
 
 
実走行条件は、
時期は11月初旬晴れ。夜間。ドライバー1名乗員。
温度環境は外気温4℃~6℃。車内温度22℃~25℃。
85kmの距離を2時間連続走行しました。
FFファンヒーターの温度設定調整は2時間で5回ぐらいでした。
一般道を最高速度は制限速度±約5km/hで、ごくごく普通の使い方です。
 
 
電費や灯油の消費は、
駆動用バッテリー10.5kWのうち7.5kW(SOC95%→SOC20%)を消費しました。
電費マネージャーの表示で「コンカイデンピ 11.25k/kW」の結果でした。
灯油の消費量は計測出来ていませんが、1Lも減ってないように見えます。
 
 
 
外気温測定の為、SOC=23%でビビりながら山に登ってみました。
 
 
 
その後急速充電前
 
 
 
私が採用したFFファンヒーターはサイズも出力も小さいです。
暖房能力2kW(計算では熱効率80%)。
灯油の消費量はフルパワーで240cc/h(仕様書より)。
燃料タンク容量は5L=約50kWhと駆動用リチウムイオンバッテリーの5倍のエネルギー量です。
(アイミーブ(M)搭載の10.5kWhのバッテリーは、灯油わずか「1L」程度のエネルギー量なのですね。5Lの灯油なら「50kWh」)
 
 
消費電力は暖房開始から約4分間は120W程度=ハロゲンヘッドライト2灯程度。
さらにその4分後からは約4Wに下がって省電力でした。
暖房していない時の待機電力は約1Wでした。
灯油のランニングコストは1kWhあたり「8円」と電気に比べても格安で助かります。
 
 
電流測定3分後
 
 
 
電流測定8分後
 
 
付属の赤い「無線リモコン」で、
・FFファンヒーターの暖房ON/OFF、
・補機バッテリーの電圧、
・車内温度、
・設定温度、
・燃焼炉ケースの温度、
が自宅内から数値で見れます。
本体電源は補機バッテリーに開閉器(使わないAC用漏電ブレーカー)を介して接続しました。
クルマに行かず暖房を「入り」「切り」出来ます。
 
 
 
無線リモコンだけで
家の中から暖房ONして
暖房設定温度を上げます
数分後に車内温度を確認して
暖かくなってからクルマに向かえます。
暖房エラーの場合も表示されます。
 
 
 
今回設置までの詳細内容は、
リンク先のブログに掲載してゆきます。
https://imievarekore.blog.fc2.com/blog-entry-12.html
 
 
このFFファンヒーターの「キモ」は「燃料ポンプ」と思われます。
 
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20191107蜜さんのコメントリクエストで追記しました。
 
本体への配線は、
市販の2SQでバッテリーからプラス側だけ、所有のAC漏電ブレーカーを経由しました。
過電流遮断目的ではなくて、メンテ時にFFヒーターを補機バッテリーから切り離す目的です。
マイナス側は車体アースです。
過電流遮断はFFヒーター本体配線付属の15Aヒューズが働きます。
本来はDCの15A程度のサーキットブレーカーにすべきと思います。
 
 
 
 
 
 
 
 
燃焼用の排気管はFFヒーターから下げてサイレンサー無しです。
排気用サイレンサーは直管の為ほぼ消音されていませんでした。
燃焼用の給気サイレンサーは効果有りだったので、リッドカバー内に固定しました。
 
 
取付手順を
 
排気管固定
本体固定
排気管と本体の固定バンド締め連結
 
としたかった為、
こんなヘンテコな高床式リッドカバーになってます。(^_^;)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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20191109 追記です。
私が勝手に認定させていただいた FFファンヒーター_オーソリティーのEVHI先輩に
コメントでご指南いただきました
燃料ポンプ同期LEDインジケーター」を早速製作・取付しました。
 
EVHIさんありがとうございました。
 
 
以下詳細は私が勝手に設定したものです。
 
燃料ポンプの極性を調べました。
私のはポンプに向かって左がプラスでした。
電圧はごく短時間のパルスでテスターでは正確に測れなかった為、12V~14Vとして20kΩの抵抗にしました。

 

ポンプへの配線途中に接続して

 

動作OKです。

 

配線を延長してナビの上に配置したので、

運転中も駐車中の車外からも直感的に稼働を把握出来とても安心・便利になりました。

 

こうなると、ポンプの音が煩いのでリッドカバー内に引っ越してもらいました。

 

「コン・コン・コン・・・」が「ポコ・ポコ・ポコ・・・」に変わったぐらいです。

 

 

 

最後になって、今更ですが

昨日調べていたら外国の「KiwiEV」という方が、FFファンヒーターを「3年前」に設置されておられるのを見つけました。筋金入りの電気自動車フリークです。

サイトで詳しく解説されてます。

私にはこの設置方法が取付・取外し・メンテを含めて手間いらずに思われるので

今シーズンは現況の「高床式」でデーターとエラーを取ってみて、暖かくなったら「立上げ式」に変更したいですね。

 

リンクです。

http://kiwiev.com/installing-a-diesel-parking-heater/

 

 

 


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