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BUN134さんのBlog

超ローコスト急速充電器の妄想 2019-07-31 12:25:27

リーフの回生能力は、初代で47kW、新型では70kWもあります。ということは、何らかの方法でリーフの前輪を回してやれば新型では最高で70kW充電ができることになります。
 
通常の急速充電器は最大50kWなので、初代でもほぼイーブン、新型では急速充電器を20kWも上回る充電能力があります。
 
リーフには回生電力が見れるメーターがありますので実験したところ、時速50kmで約30kW、25kmで10kW弱を示し、運動エネルギーは速度の2乗に比例の原則に沿っていました(リーフの電力計は10kW目盛で最大30kWなのでラフですが)。
 
以上の結果を元に計算すると、新型リーフで最大の70kWの回生を得るには時速75kmくらい、日産QC並みの44kWを得るには時速60kmくらいで回す必要がありますね。ちなみに、時速60kmのときのタイヤ回転数は毎分500回転になります。
 
一方、市販の急速充電器を設置するには50kWもの受電設備と高額の機器代、かなりのランニングコストがかかりますので、個人宅や小規模な事務所、店舗、宿泊所などには設置が難しいです。
 
そこで、画像のような2台の車の駆動綸どうしが回転ローラーでつながれた車台(ルームランナーならぬリーフランナー)を作り、片方にEVやガソリン車などを載せてエネルギー供給側とし、他方に充電したいEVを載せ、供給側の車輪を駆動することで簡易版の急速充電器ができあがります。
(自由回転するローラーという受動機構だけで急速充電が可能になるところがミソ・・・)
 
活用シーン:
・太陽光発電や深夜電力で充電したEVから他のEVに急速充電できる
・EVを複数台所有している場合、EV相互の電力シェアが急速充電でできる
・廃油などのBDF燃料車でEVを駆動すればローコストで大電力BDF発電ができる
・災害時にEV2HomeにつながれたEVを様々な燃料車から急速充電できる
・軽量化して可搬式にすれば電欠レスキューに使える
・ペンションなどでの充電サービスに使用する(リーフe+のような大容量EVからシェア)
・初代では効果ありとされるバッテリー復活走行に使える
などなど、意外に使えるかもしれないという妄想が膨らんで模型まで作ってみました。
 
皆様のお笑いネタにでもなればうれしいです(^_^)
 
(試作模型、最初の重量級のもから軽量級に作り変えました。それにしても雑な工作がまるわかり。我ながら不器用で困ります)
 
 
 
 

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