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よこよこさんのBlog

給油所でEV充電OK コンビニ併設も可能に 2018-02-22 12:52:11

久しぶりの新聞ネタです。
日本経済新聞・紙面では2月21日のTop記事になっています。
記事そのものは こちら をご覧頂くとして・・・

冒頭部分を転記すると・・・経済産業省は給油所(ガソリンスタンド)の規制緩和に乗り出す。
次世代自動車の燃料となる水素や電気を供給できるように施設の設置基準を緩める。
コンビニエンスストアや物流営業所も給油所と併設できるようにする。・・・そうです。

人口減、エンジン車の燃費向上、給油所に設置されている地下タンクの使用期限などから閉鎖が続いているガソリンスタンド。
車を所有していない世帯にも住宅やビニールハウスの暖房用の灯油などを供給する地域のインフラ拠点として残す必要性からの規制緩和だと思われます。

皆さんご存じのようにEVへの充電は燃料給油と比べて時間が掛かりますし、単独で収益をまかなうのは難しいのでは?
具体的には、エンジン車だと5分で50リットル給油したとして、レギュラー140円/L×50L=7000円。
三菱電動車両サポート(ベーシック)だと、カテゴリーA扱いの場合、

最大30分Chademo充電したとして、12円/分×30分×消費税=約390円。
私の場合、カテゴリーA扱いの充電スポットだと電流値を見ながら必要分で止める(中断する)ので、1回長くても15分程度です。
15分だと・・・12円/分×15分×消費税=約195円とレギュラー2リットルにもなりません。

もし本気で存続を考えているなら冒頭部分にも記載があるようにコンビニの併設は必須だと思います。
現状でもファミリーマートやローソン等にEV用Chademo充電設備を設置しているお店も時々見かけますが利用されていることを見かけることは少ないです。

と言うのも現状設置されているのはローソンだと63A、ファミリーマートだと50Aしか流れない一部では低速機や中速機と揶揄される機種が多いです。
最大でも60Aしか受け付けないアウトランダーPHEV等のPHEVやPHVにはちょうど良い設備なのですが、最大で125A受け付けるアイ・ミーブだと役不足な充電設備です。

充電設備の設置費用や電気の契約を考慮して設置されたのだと思いますが、費用を節約(ケチった)ばっかりに

流れる電流値が小さいために充電に時間が掛かる上に日産ZESPを除いた多くのNCS対応カードが1分ナンボと言う時間課金も影響して現状では利用されることが少ないモッタイナイ状態になっています。

コンビニにEV用Chademo充電設備を設置することは無意味か?と言うとそうではありません。
特に夜間(+深夜や早朝)充電スポット近くにコンビニ等が無いことが解っている場合は、

充電スポットに立ち寄る前にコンビニに立ち寄って飲みもの等を購入し、トイレを済ませていますから。

せっかく設置するのでしたらEVユーザーが使いたくなる内容にして欲しいです。
実際にアイ・ミーブを使っていて利用したくなる内容を下記に列記します。

コンビニ側の設備・・・充電器が見える場所にイートインスペースを設置する。トイレには温水洗浄便座を設置する。
求められるEV用Chademo充電設備・・・

現行リーフや今後予定されている大容量電池搭載車を見越して125A流れる機種、最低でも100A以上流れる機種を出来るならば2台以上設置する。
大型トラックが駐車できるような広い敷地のお店では仮眠中に充電出来るように大型トラックゾーンから離れたところに

Chademo充電設備だけでなく普通充電設備(出来れば6kW対応型)も2台以上設置(Chademo2台+普通2台)する。

アイ・ミーブは現行販売車を除いて充電中に車内の冷暖房が出来ないので、充電中に休憩スペースとなるイートインスペースが有れば有りがたいです。
充電している間にイートインスペースでコーヒーを飲んだり、人によっては弁当やカップラーメン等を食べることが出来ればイイですね。

経済産業省などの関係省庁や石油元売り各社、コンビニ各社の皆さんが読んでくれて、このブログを反映したお店が出来てくれたら良いんですが。


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