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よこよこさんのBlog

西日本初の三菱自動車次世代店舗「電動DRIVE STATION」に行ってみた。171008 2017-10-11 00:13:07

通常の三菱販売店でない、次世代店舗「電動DRIVE STATION」が10月7日(土)に全国で5店舗が同時にオープンし、

そのうちの1店舗が「西日本三菱 松原店」と行ってみました。

2017年10月04日付けのニュースリリース

次世代店舗「電動 DRIVE STATION」5店舗同時オープン】にはこんな一文が有ります。
-ここから-
三菱自動車は、電動車両の開発・生産・販売を行うだけでなく、

電動車両への理解・共感を広げる活動を通じてその普及に取り組み、持続可能な社会の構築に貢献していきます。
-ここまで-
と記載されています。

また、西日本三菱でも 専用のホームページ が作ってあり、冒頭の一文にはこんな記載があります。
-ここから-
電動 DRIVE STATIONとは…
アウトランダーPHEVやアイ・ミーブなど電動車両の魅力や、外部給電機能がもたらす災害時等での価値をお伝えするとともに、太陽光発電やV2Hによる電動車両への充電・電動車両からの電力供給を体験することができます。
また、防災に関する取組みなど、地域社会への貢献を目指す次世代店舗です。
-ここまで-

と言うことから、少なくともアウトランダーPHEVやアイ・ミーブなど電動車両の魅力について

十分な研修を受けたスタッフが色々と教えてくれるだろう。
アイ・ミーブに乗っている私なので、具体的に私も知らないどんなことを教えてもらえるかな?と期待していました。

さすがに「電動DRIVE STATION」営業2日目だけあって敷地に入るとサーッと男性スタッフがクルマの横まで来てくれて

「ご用件は何でしょうか?」と聞かれたので、「西日本初の「電動DRIVE STATION」ってことで、

どんなお店か教えてもらえませんか?」と伝えてクルマを駐車して店内へ。

担当のお客さんのお見送りをした後で私のテーブルへ。
「近隣火災の類焼での建て替えの時には話はなかったのですが、再オープン後に「電動DRIVE STATION」に改めて改装することになった」そうな。
停電発生時のV2H機器による電力供給を実演する「停電デモンストレーション」を行うためのダイニングルームを模した部屋とカーテンが設置されていました。
あーなるほどねー。

真っ暗になったところで、電動車両をV2Hに繋いでスイッチオンでパッと部屋が明るくなれば解りやすいですよね。

それもそうですが、そもそも販売開始から年数が経過しているアイ・ミーブについて聞いてみると・・・
XタイプとMタイプで駆動用電池容量に違いがあって一充電走行距離が違うこと程度は解っていたものの・・・

XタイプとMタイプに積んでいる駆動用電池の違い、特徴(温度によって最大入力電流値が違う)などは全く把握していませんでした。
完全に「はぁ??」と言うレベルです。

それどころか、このブログ でも取り上げられている「三菱自動車製電動車両各車種の取扱説明書に充電マナーについて記載されている」事も知らない。
三菱自動車電動車両サポートサービスガイド」に「急速充電の特性」が解りやすく記載されていること以前に

「三菱自動車電動車両サポートサービスガイド」が存在していることも知りませんでした。

内容によっては、免許すら持っていない私の相方の方が解りやすい言葉で説明できるかも?と言うレベルです。
事実ショッピングモールで充電スペースに置いてあるカラーコーンを相方に動かしてもらい、

私が駐車している間に通りかかった警備員さんに何か言われてたみたいだったので、

私が車を降りた後に私が相方に「何か言われた?」と聞くと

「1回充電して何km走るの?とか1回の充電何分?とか聞かれてこう答えておいた」とサラリと言いましたから。

見た目年齢で明らかに「新人くん」でない「中堅レベル」と思える男性スタッフです。
聞いてみると「アイ・ミーブは売りにくい」とのこと。
そりゃそうでしょう。その程度の知識では「売りにくい」と言うより、普通のユーザーなら

【三菱に勤めている人間が「うーん・・・」と言う電気自動車なら購入は見送ろう】となって売れないのは当然です。
明らかにメーカー、販売現場、ユーザーの三者が全く噛み合っていません。

仕方ないので、ここからは対応してくれた男性スタッフさんを相手にプチ講習会。
・私のアイ・ミーブから取扱説明書を持ってきて、取扱説明書に記載されている充電マナーに関する部分を読み合わせ。
EVOCカンファレンス2017の準備 で準備した個人資料に添付していた「三菱自動車電動車両サポートサービスガイド」で「急速充電の特性」についてレクチャー。
上記2つを電動車両納車時に時間を取って行う。既に納車しているユーザーには車検や点検で来店した際に行って欲しいことを要望。

このブログ を代表例として、私も複数回経験があるのですが、【「充電に来た三菱車=客ではない」と言った対応は他府県ナンバーで有っても絶対にダメだ】と苦言。
遅くとも2020年?とも言われる新型軽EV(事実上eK-MiEV?)は三菱だけでなく日産からも発売予定。
 ↑
この情報も 朝日新聞日本経済新聞 で取り上げられているのですが、男性スタッフさんは全く知りませんでした。

これまでは「軽の電気自動車=三菱だけ」だったが、これからはそうでなくなる。
女性はそういった対応にはとても敏感です。
皆さんもお感じだと思いますが、クルマの購入に際して女性の意見は無視できない。
「三菱のお店は感じが悪い。同じ工場で作っている車が日産でも買えるのなら、わざわざ三菱から買う必要はない」となれば

200万円単位の商談が不発に終わる可能性もある。
その時は対応せずに済んでラクかもしれないが、数年後に大きな代償になる可能性もある。と進言。

また2020年?とも言われる新型軽EVの電池容量が2倍のイメージがやはりピンと来ていなかったので、

電池容量=湯船、Chademo充電設備=給湯器に置き換えて説明。
2020年?には現在の言い方だと、BMW・i3の電池大盛り版とほぼ同じ容量の電池が軽のボディに搭載される。
現在、西日本三菱の多くのお店に設置されているニチコン製30kWは60Aしか流れないので、

現在のアウトランダーPHEVにはちょうど良い設備だが、

三菱自動車電動車両サポートサービスガイドにあるようにMiEVシリーズには現在でも役不足の設備である。
(当然ながら?充電器メーカーによって同じ30kWでも最大電流値が違うことも知っていませんでした)
湯船に入るお湯の量に応じた給湯器を設置しないとダメなのと同じで、

Chademo充電設備が設置されていれば何でもOKと言う訳ではない。
電池容量に応じたChademo充電設備をきちんと設置しておかないと

「30分充電してこれだけしか充電出来ていない。日産だとそんなことはない」と

これまたその時は安く済んでも、新型軽EV発売時に日産に逃げられてしまう決定打になりかねない。
幸いなことに現在松原店にはChademo充電設備が設置されていないのだから、

先を見据えて少なくとも125A流れる50kW出力の充電器を付けないとダメ。と進言。

他にもちょこっとお話し。
最後に世界初の量産型電気自動車「アイ・ミーブ」が発売されて7年。
これからEVが発売されるメーカーの追随を許さないようにしないと勿体ない。
大阪ガスがこのCM↓で・・・

 

https://www.youtube.com/watch?v=hUwfxd0Vytc


大阪ガスが「エネルギーのプロ」であると言っているように、皆さんは「三菱のプロ」なんでしょ?
少なくともユーザーが知っていることは少なくとも営業所で一人は知っていて欲しいし、不安に思う部分は解りやすい言葉で説明できるようになって欲しい。
このお店は電動車両に関して大阪で先頭を走らないとダメなお店なんでしょ?と言ってお開き。
「また来てください」とティッシュ1個と「電動DRIVE STATION」のパンフを複数をもらってお店を後に。
私は素直な人間なので、またオジャマさせてもらおうと思っています。
その時にはきっとレベルの高い対応をしてくれると期待しています。


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