ひでおんさんのBlog
朱鷺と共に生きる島、佐渡 2017-05-18 00:50:58
佐渡汽船で、佐渡へ
高速カーフェリー「あかね」。タスマニア・インキャット社の双胴高速船。速くて静かで快適です。
現在、日本で旅客船として就航しているこのタイプの船は、佐渡航路(直江津-小木)のみ。
最大速力30ノット(約55km/h)で、直江津-小木間を1時間40分で結びます。
海の国道、国道350号
新潟県新潟市と新潟県上越市を、新潟県佐渡市経由でつなぐ国道です。
あかね船内では、車両は船尾から入り、船首でUターンし、船尾から出る構造。
新潟-両津間は、ときわ丸とおけさ丸が就航しています。
人とトキとの共生
『トキに影響のない観察方法「トキのみかた(見方)」を知り、
トキの野生復帰を応援する「トキのみかた(味方)」』
佐渡では「人とトキとの共生」が進み、約200羽のトキが生息しています。
野生トキの生息数とともに、一般の方がトキを見る機会が増えてきました。
環境省による、観光客へのトキ再生事業の理解を深める取り組みです。
トキ交流会館
ここで「トキのみかたチェックシート」に記入した人のみ、限定マグネットステッカーが配布されます。
自由記述欄には「静かで空気を汚さないEVで観光し、トキの生育環境を守ります」と記入しました。
トキ発見!?
EVに乗って静かに観察。野鳥観察に最適です。よく見ると…ダイサギでした。
しかし、佐渡島滞在中、大空を飛んでいる野生トキに3度遭遇しました。
トキの森公園
トキ保護センターに隣接する公園。最後の日本産トキ、キンとミドリの剥製も展示。
ケージではゆうたサンとすみれサンのペアが抱卵中。
2羽とも子育てしたい思いが強すぎて夫婦ケンカに(^_^;
充電その1
島内で休日に利用できる、数少ない貴重な急速充電器。
JA佐渡 両津セルフ給油所は、コイン式で1回500円、1時間まで。富士電機の25kW。
本州でこの料金だと避ける人が多いと思いますが、佐渡だから、これでいいんです。
佐渡には、24時間利用できる急速充電器も、NCS急速充電器もありません。
大佐渡スカイライン
島でありながら、スカイラインの最高点は、標高942mもあります。
かなりの急勾配で、約6kmの走行で700mも登ります。
電池容量の少ないi-MiEV(M)は、電池残量96%→46%で走破しました。
七浦海岸
日本海に沈む夕日、透き通った海。
民宿のお料理は、えっ!?この値段で!?と驚いてしまうほどボリュームたっぷりで満腹に。
佐渡金山
江戸幕府を支えた金。人間の欲深さを感じます。
鉱脈を追い、海面よりも深く掘り進めたため、排水作業に多くの人手がかかったそうです。
展示室では、箱から片手で金塊の取り出しに成功すると、もらえます…金箔カードが(^_^;
金塊は重いので、片手で持ち上げることさえ難しいです。あと少しで取り出せたのに…
佐渡奉行所跡
建物は復元したものですが、説明員さんの話を聞くと面白い。奉行気分を味わえます。
御白州もあります。雪が積もる地域のため、めずらしい屋根付きです。
最大の特徴は、奉行所内に精錬工場があることです。
工程の一部を復元し、体験できるようになっています。
充電その2
佐渡金山の近くにある三菱自動車サテライトショップにも急速充電器はあるのですが、日曜・祝日はお休み。
そこで、JA佐渡 金井セルフ給油所へ。こちらもコイン式で1回500円、1時間まで。富士電機の25kW。
尾畑酒造
アルコール共和国(^o^) ドライバーなので試飲できませんが、蔵元限定販売のお酒を購入。
ここのお酒は、あの「トランスイート四季島」でも飲めますよ。
佐渡とお別れ
佐渡の思い出を乗せて、高速カーフェリーに乗船。茜色の夕日が見送ります。
佐渡の人は情に厚いです。佐渡では時がゆっくりと流れていました。
トキや自然は、佐渡を訪れるたびに違った姿を見せてくれることでしょう。
また行きたくなりました。