えびふりゃ~さんのBlog
ODB WiFi接続チャレンジ -失敗編- 2017-04-29 14:32:48
i-MiEVの情報取得ツール caniOn がWi-Fiドングルに対応しているので、思い切って『ODBLink MX Wi-Fi』を購入してみました。
いきさつとしては、
・caniOnにこれまでは『ODBLink LX Bluetooth』を使ってた
・でも、Android端末のWi-FiをONにするとほぼ使えない
(自宅に帰ったらサーバと同期させたいのでWiFiはできればつけておきたい)
・Bluetoothが一度切れると、再接続が難しい
(一度切れると、リトライがかかっても、接続されることはまずない)
(最悪、アプリ再起動どころか端末再起動だけでなくドングルの抜き差しも必要になる)
・初期接続も失敗することが多い(WiFi切り忘れ時も含む)
という問題が出ていたので、ここは一発全部WiFi接続にしてみたらどうか? と考えたわけです。
そして、接続してみました!
・・・結果として失敗しました。
まず、ODBLinkとの接続そのものは大成功で、これまでと同じデータの取得ができました。
それどころか、何度切断させても、安定した再接続ができました。
caniOnを起動したまま車のアクセサリをOFFにして、しばらくしてからONにするとすんなり再接続できるほどでした。
当然、充電開始するとそこで再接続されて、充電状況確認もできました。
しかし、少し様子を見ていると
・15秒程度で突然データの流通量が0になる
・10秒ほどでConnectionRetryがかかり、通常通りの動作となる
・しかしまた15秒ほどで・・・(以後繰り返し)
これは何かとアナライザなどで様子を見たところ、重大な問題と勘違いを見つけることになりました。
・スマホは接続先WiFi機器は一台のみ、ということはODBLinkMXに接続すると、家LANは接続できない
・WiFiとLTEは排他接続なので、Wifiが有効になるとモバイルネットワークにつながらない
→接続先がODBLinkになっているため、外部接続(インターネット接続)できない
◎その結果
・caniOnが外部へのアクセスを敢行する(Map情報取得等)と、WiFiへリクエストがかかる
・接続不可の返信が来ないのでタイムアウトまで受信待ちしようとするが、その間、CANデータの収集が止まる
・約10秒でcaniOnが通信リトライを行い、CANデータ通信が再開する
という問題となったわけです。
今現在、caniOnの外部への接続要求を止める設定は見つかっていません。
さらに、
・LTE通信ができなくなるので、端末がネットに繋がらない →外部保存も共有もNG
・家LANにもつながらない
・その他機器にも繋がらない
結論:ODBのWiFi接続はBluetoothより確実につながる、
ただし制限が多すぎてそれ以外のすべてが使えなくなる。
おまけに現状ではCAN通信も飛び飛びになる
そして当然Bluetooth通信も影響出るので使えない。
うむ、こりゃスリーアウトでチェンジですな。
今現在、どうにか有効活用する手段を模索しています。
たとえばモバイルルータに通信基部(外部通信や各機器との接続)を委ねてみるとか
(ODBLinkがWPS接続に対応してないのでルーター側からの能動接続ができる機器じゃないといけない が、これは見つけるのが難しい)
最悪、スマホは完全にcaniOn専用機かとも思ったのですが、外部接続タイムアウトがどうにかならないと結局は余り使えないことになるのですよね。
・・・WiFiドングルはメンテナンス用ODBスキャンツール以外で使えないのかもしれない orz
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追記
このアダプタはホスト扱い(つまり、APやルーター本体のように親機扱い)のため、手持ちモバイルルーターには登録できず、やはり並列で使用することはなかなかできないみたいです。
そうなると接続側から能動的に接続設定を行うしかないのですが、固定ルーターでさえルーター側から接続設定できるようなものだとYAMAHAのRTシリーズやCISCOの一部機種くらいしか知りませんし。
WiFiポータブルHDDみたいなものだったらどうにかなると思ったんですけどね・・・