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KAKUさんのBlog

LeafSpyのアップデート 2017-04-24 21:50:39

LeafSpyのアップデートLeafSpyのリリース版ですが、先日アップデート(v0.39.97)されました。

私は、3年前のリーフ納車からPro版ずっと使っています。
あるとき、チャージログファイルを自動的に保存できないかと開発元にリクエストをしたら、それをきっかけでテスターにもなりました。その後ログファイルをクラウド(DropBox)に自動アップロード機能も付けてもらいました。
ご存じのとおり、LeafSpyを使うためには、OBDⅡポートに車両との通信装置を取り付ける必要があります。この通信装置に問題があると、車両内通信に何かしら影響が出て、車両に不具合が生じる可能性があるという。実際に車両エラーとなってピットインされた方もいらっしゃいます。
私が思うに、コピー品の粗悪なチップセットが搭載された通信機器が不具合を生じさせていると感じています。
リーフに限らず、i-MiEVでもOBDスキャンツールを取り付けて車両情報を読み出すアプリ(caniOn)を使っていますが、あるi-MiEVオーナーさんから、通信装置を取り付けただけで車両異常ランプが点灯するなどの不具合の報告を受けたのですが、実はOBDⅡスキャンツールの初期不良品だったとのことで、良品と交換してもらって事なきを得たとのことを報告を聞きました。

ですので、車両に異常となる影響は、アプリというより、通信装置の問題だと思っています。
Nissanのリコール情報のサイトにも”使うな”というアナウンスを見かけましたが、私は当然ながら、自己責任で使っています。

さて、前置きが長くなりましたが、アップデートで大きく変わったところは、私的には、Server機能の搭載と、4番目の表示画面であるSummry Screenの充実化でしょうか。

まず、Summry Screenです。たとえば、この表示。


下のスクリーンショットは、LeafSpy(v0.29.17)です。2014年の2月時点(納車から数百キロ走った時点)ですが、CurrentVersionは、外気温とか、電費データとか表示されるようになり、情報量が豊富になってきました。




特に、右下画面に注目すると、直近の走行電費(左上に表示されています)を元に、自動的に残走行距離を算出表示してくれます。
航続可能距離を算出する前提の電費は4種類選ぶことができ、直近の充電完了からの電費(c@)、トリップ毎(t@)、1km毎(i@)、そして手動入力値です。
上のスクリーンショットは、最後の充電からの平均電費から算出しています。

下のスクリーンショットはTrip毎です。ちょうど26km走っての電費9.96km/kWhの値を反映しています。


リーフのインパネの航続可能距離は、直近のある一定距離の走行データを基にして表示していると言われていますが、そのアルゴが不明なので、きめ細かに算出の前提を変えられるLeafSpyの航続可能距離表示はいいですね。

また、1km毎の電費のグラフを表示できるようになったようですが、直近32kmしか表示しないので、あまり利用しないかな。


さて、一番のアップデートは、Server機能の搭載でしょうか。
事前準備と、Serverへのアップロード機能をオンにして利用します。


予め準備されている外部サイトにアクセスすると、Myリーフの位置とかバッテリー残量をリモートで閲覧できます。


この機能を享受するには、上記の外部サイト上でMyリーフの登録と準備が必要です。しかし、リーフの自車位置などを第三者のサーバーへ送信しないといけないので、ある意味提供元との信頼関係の上に成り立つ機能です。
データの形式が記載されているので、ソフトを開発できる方なら自前のサーバーにスプリクトを置いてカスタマイズして使えるでしょう。残念ながら私にはそこまでのスキルがないので、上記外部サイトを利用させてもらいました。もし、興味のある方は、Application Helpに設定のヒントが記載されていますので、参考にしてください。
私は、家族にログイン情報を教えていて(ホーム画面を作っています)、私がリーフで迎えに行くのにどこを走っているのか分かってもらう時にonにしています。
今年末、来年に登場する新型リーフには、パイロットドライブが搭載されるとか、バッテリー容量はいくらなのか話題が尽きませんが、LeafSpyのような細かな設定がカスタマイズできる機能も、是非搭載してほしいところです。

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