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よこよこさんのBlog

熊本地震の災害ボランティアへ!(滞在4日目)160621 2017-04-18 00:29:57

昨年6月に熊本地震の災害ボランティアへ行った顛末を熊本地震から1年が経過したこの時期にEVOCに掲載します。

ボランティア休暇2日目。
夜明け前は宿の火災報知器が複数回誤作動したりしていたのですが、夜が明ける頃には雨も小降りに。

気象警報も出ていなく、益城町ボランティアセンターのホームページにも中止の書き込みは有りません。

朝食&昼食を購入する時間を考慮し、朝7:10頃に宿を出発。
健軍自衛隊手前で渋滞して第二空港線へ。
佐土原付近も渋滞して益城・熊本空港IC手前で朝食&昼食を購入。
益城・熊本空港ICを過ぎると流れもスムーズに。

昨日と同じ8時頃に益城町ボランティアセンターに到着。

スタッフに確認すると今日はボランティアを行うとのことで、受付開始時刻の8:30までの間に車内で朝食。

そうこうしている間にも続々とボランティア参加者が集まってきます。

定刻より早い8:20に益城町でのボランティア経験者と未経験者に分かれて受付開始。


この日の受付人数は100名みたいです。


住所、氏名、ボランティア保険加入の有無、出来る事の有無(車を運転が出来るとかユンボを操作出来るとか)をエントリーシートに記入。

名札用シールに日付と名前(カタカナ)、付箋2枚に名前と連絡先(携帯番号)を記入します。

腕に名札シールを貼ります。


ここからは撮影禁止のため写真はありません。
記入後はボランティアセンターに要請があった作業とボランティア参加者とのマッチング。
10名で行う一般家庭のガレキ選別&運搬の1人として参加することになりました。
10名の中でこの集まりのリーダーを決めます。
リーダーは全員の所在把握、派遣先との打ち合わせ等を行います。

ガレキ運搬用の軽トラックやスコップ、バール、土嚢袋などはボランティアセンターから支給。
人員輸送は参加者のお1人がデリカD:5を出してくれることになったのですが、1台では乗り切れないので、

ボランティアセンターからハイエースを借りて私が運転することに。合計3台でボランティアセンターを出発。

メイン通りから1本道を外れると地震直後からあまり変わっていないのでは?と言う風景が広がっていました。

今回の派遣先もそんな1軒。
結構敷地が広めなお宅でした。今回は倒壊した離れ的な建物が対象です。

ガレキ処分先の分別区分にあわせてガレキを仕分けていきます。
ボランティアでケガをしては元も子も無いので慎重に作業を進めます。
その中で判断に迷う物や思い出の品と言えそうな物は派遣先(住民さん)に確認。
その時に「処分して良いですか?」と聞いてはダメで「どうしましょうか?」と

処分するか否かを住民さんに委ねる形で判断してもらいます。


そうこうしているうちにお昼。
ボランティアでお邪魔しているので、昼食は各自持参したものを食べます。
昼食&休憩の合間に参加者それぞれの自己紹介や今回の滞在経過や予定などを情報交換。
今回ご一緒した10名のうち半数は関東からボランティアをするために関東から飛行機で熊本に来たとのこと。
あとは関西からは私一人、広島、熊本以外の九州から参加した集まりです。

午後になり住民さんから「離れの中にチラッと見える原付スクーターをサルベージ出来ないか?」とリクエストが。

見てみると倒壊状態であるものの、ロッカーなどいくつか運び出せれば何とかなりそうな状況。
男性陣がスクーターサルベージ、女性陣が午前に引き続いてガレキ選別作業に分かれて作業開始。

ロッカーを最低限分解したり運び出したりしてスクーターの運搬ルートを確保。
3人掛かりでスクーターを2m上の道路上に運び出すことに成功。
地震から2ヶ月間ずーっと横倒しのままとのことだったのですが、エンジンも無事に始動して男性陣一同一安心。
住民さんをお呼びして作業報告。奥さんの足だそうでダンナさん以上に奥さんは大喜びされてました。

その後もアルバムをサルベージしたり少しはお役に立てたかな?と言う充実感に浸りつつ時間となり作業終了。

もし作業が完了していなくても、ボランティア参加者から「明日もボランティアが来ます」とは言ってはいけません。
最終的にボランティアを派遣するか否かを判断するのはボランティアセンターだから。
ボランティアセンターから持ち出したものや各自の私物の積み忘れがないかを確認して派遣先を後に。

ボランティアセンターに戻って本日の作業状況、残作業のボリュームなどをリーダーがセンターのスタッフに報告。
その合間に残ったメンバーでセンターから借りたスコップ等を洗浄して返却してボランティア終了。

センターに提供された飲み物や塩飴を頂きつつ一同ほっと一息。

私はその間に忘れてはいけない一手間。
職場へ提出するための「ボランティア証明書」を発行してもらいました。
建物を良く見てみると壁にEV充電用コンセントが複数設置されていて、e-NV200に充電されていました。

次はいつ会えるか解らない一期一会の貴重な仲間で記念撮影。


益城町のボランティアセンターはクルマ以外で来るには距離のある場所。
人によっては「朝はタクシーで来た」と言うことで私が借りているi-MiEVにも乗せてあげることに。
「電気自動車に乗ったことがない!」とのことで別の方のRX-8に荷物を預かってもらい私を含めて4名でセンターを出発。

「静か、CO2ゼロでエコなこと、運行費用の安さ、一充電走行距離は考え方次第」な事などを説明しつつ益城町のメイン道路を熊本市方向へ。
EVの良さを体感してもらい路面電車、東の終点である健軍電停でお一人とお別れ&荷物を積み直してRX-8の方ともお別れ。
残りお二人を交通センター近くまでお送りしました。

一人になりお送りした道を逆に走って昨夜から宿泊している宿に帰還。

この夜は今回の熊本滞在で唯一予定がない夜。
素泊まりなのと今回の宿は全てユニットバスなので宿のタオルを積んで夕食&スーパー銭湯ドライブに出発!

当初、戸島でラーメンを食べる予定をしていたのですが、まさかの定休日・・・。
ちょっとガッカリして東バイパスを南下。
地震から2ヶ月が経過しているとは言え、まだまだ営業していないお店や営業時間を短縮しているお店もあり、ネットで調べていたお店はいずれも不発。
近見交差点に近づき、時間的にもこのあたりが潮時?と考えてこのお店へ。


ラーメンを注文して食べていると、「ラストオーダーになりますが、追加の注文は?」と声を掛けられました。

このお店でも正直危なかったです。

ラーメンを食べた後はお風呂。
流通団地を通ってゲンキスクエアへ行きました。


今回の熊本滞在で唯一のお風呂。
足が伸ばせる大きなお風呂はやっぱり良いです。
サウナにも入ってボランティアの疲れも吹っ飛びました。

ゲンキスクエアを出て宿に向かうのですが、翌日夕方まで電池が持たなさそうなので「お菓子の香梅」でi-MiEVを充電。

14分充電して22.0%→58.5%になったので充電終了。

宿に戻って翌日のボランティア最終日に備えて床に着きました。

最後にこの日の私の移動記録と益城町ボランティアセンターの書き込みの写しを残しておきます。


以下、益城町ボランティアセンターの書き込みの写し。
-ここから-
【6/21(火) ボランティア募集について】
益城町災害ボランティアセンターからお知らせです。
おはようございます。本日は、通常どおり行う予定です。
50名程度のボランティアさんのご支援を必要とします。状況によっては受付の締め切りを早める場合があります。
大雨・洪水警報も発令されており、前日からの雨で2次災害の恐れもあるため状況によっては活動を中止する場合もあります。
ご了承下さい。
本日もよろしくお願いします。

【6/21(火)受付を締めきらせていただきました】
益城町災害ボランティアセンターからお知らせです。
本日の受付は、まだ受付開始前ですが本日のニーズに対し多くのボランティアさんにご協力いただき、8:20で締め切らせていただきました。
現在センターに向かわれている方には大変申し訳ありません。
皆さんのご協力ありがとうございます。

【6/21(火)の報告と明日のボランティア募集のお知らせ】
益城町災害ボランティアセンターからお知らせです。
本日は、16件のニーズに対し182名のボランティアさんにご協力いただきました。
避難所支援と屋外活動を行っていただきました。ありがとうございます。
明日の益城町の天気は雨の予報です。
雨の状況によっては、受付を休止したり、活動を途中で中断することもあります。ご了承ください。
レインコートなどの雨具は各自ご持参ください。長ぐつもご持参いただけると助かります。
明日も引き続き雨の予報で、状況によっては一般のボランティアさんの受付を中止する場合があります。
通常どおり行うことができる場合は避難所支援と屋外活動・運搬で200名程度のボランティアさんのご支援を必要とします。
詳しくは明朝お知らせします。皆さんのご協力をよろしくお願いします。
-ここまで-

P.S
これまでにボランティアを経験された人にとっては当たり前のことかもしれないことも含めてブログに書きました。
これからボランティアに参加する方にとって少しでもお役に立てば幸いです。
また、全ての災害ボランティアが上記と同じ体制、支援策が有るかどうかも解りません。
一つの例として参考にして下さい。


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