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よこよこさんのBlog

熊本地震の災害ボランティアへ!(滞在3日目)160620 2017-04-18 00:23:45

昨年6月に熊本地震の災害ボランティアへ行った顛末を熊本地震から1年が経過したこの時期にEVOCに掲載します。

いよいよ今日からボランティア!

今回は職場のボランティア休暇を使って熊本へ来ているので、

寝坊や渋滞でボランティアセンターに到着するのが遅くなり、「ボランティア活動に参加出来なかった」は許されません。

宿の朝食が朝6:30からだったので、前日までのアドバイス「早く出発するように!」を受けて

ボランティアの服装(職場の作業服)で6:30前に鍵を返してチェックアウト。
そのまま1Fの朝食会場(レストラン)で急いで朝食を食べて益城町ボランティアセンターに向けて出発!

出発段階での位置関係はこんな感じ。

写真のルートは1番目の益城町ボランティアセンターへは地元呼称で言う、

北バイパス→東バイパス→自衛隊通り→第二空港線となっていますが、今日の走行予定ルートとは全く違います。

前日のアドバイス通り、北バイパスではなくR387をしばらく走り、

合志市内を東南東方向へ細かく曲がりながら武蔵ヶ丘北端付近を通過して菊陽町役場付近へ。
白川を渡り、R443を走っているあたりで「西原村避難指示発令」のエリアメールを受信。

第二空港線からボランティアセンターのある「井関熊本製造所」に目標だった8時前に無事に到着出来ました。

心配してくれていたSさんにメールで到着出来た旨を連絡。
ボランティアセンターのスタッフに今日の予定を尋ねてみると

「今日は警報が出ているので二次被害を防ぐためにボランティアは中止です」とのこと。

「職場からボランティア休暇をもらってきているので、このままだとサボリになってしまう。
サボリでないと言う意味でボランティア証明書を発行してもらえないか?」と聞くと

「そういうことなら証明書を発行します」とのことで、ボランティア本部へ。

本部にて証明書を受け取り益城町ボランティアセンターを後に。

予定が空いてしまったので、熊本市南部へ電車通り→東バイパスと走行。



健軍電停からは地元呼称:電車とも遭遇




電車通り→東バイパスを走り、日産プリンス熊本・日吉店で充電。
セルフ式ドリンクバーも有るので充電だけでも立ち寄りやすい雰囲気。10分待って充電開始。

30分充電して27.0%→91.0%になりました。

今回の熊本遠征ではご挨拶できないかも?と思っていた熊本の兄やんのバイク店へご挨拶。


職場の作業服だったのとアポなしで伺ったのでまずはビックリされ、事情を説明をしつつ地震の話に。
1年前の前回と違って時間はたっぷりあるので、のんびりさせてもらいお昼過ぎにお店を後に。

宿のチェックインまで時間があるので、iくんから「倒壊した」と情報が有った熊本三菱本社へ。


既に取り壊しが始まっていて、熊本での三菱販売店の総本山と言う雰囲気はなくなっていました。


燃費偽装問題も地震が遭った4月に記者発表されたせいか、その印象を余計に感じてしまいました。

ランチタイムもほぼ終わりという時間帯になったので、どうしようかな~と思いつつ、

何気なく、楽天トラベルの個人ページで宿泊予約を確認すると、22日(水)夜の予約が出来ていないことが判明!

今回の熊本遠征に際して一番苦労したのが宿の予約。
宿そのものが損傷して宿泊者の受け入れ不可な場合や被災された方の仮住まい場所であったり、
地震当初はマスコミ、また災害復旧要員として自治体、各企業、ボランティアが予約とキャンセルで入り乱れる状況。

そんなこともあり、私も目的地により近い所など条件の良い宿を探して予約とキャンセルを繰り返したのですが、

そうこうしているうちに予約漏れしていました。

慌てて楽天トラベルとYahoo!トラベルをチェックするが宿は見つかりません。
今日と明日予約している宿に電話を掛けて予約が空いていないか確認しましたが、

「予約とキャンセルが激しく動いているので、予約超過を避けるために電話での予約は現在行っていない。
予約はネットでのみ受け付けている。空き部屋は全てネットに出している」とのことで連泊を期待したのですが撃沈。

宿のスタッフの証言通り、震災2ヶ月後のこの日も予約とキャンセルが入り交じり、

約1時間後に今日から2泊する宿から割と近い宿で空きが出たので予約。
これでようやく熊本滞在中の宿を確保できました。

15時になり、チェックイン時刻になったので二晩宿泊する水前寺の宿へ早々にチェックイン。


部屋で作業服を脱いで少し一息。
パソコンを立ち上げて市役所のホームページ・問合せフォームから

往路で再発行を要請された「災害派遣等従事車両証明書」の再発行を打診&

しばらくしてから問合せフォームの内容が文字化けしていないかを市役所に電話を掛けて確認しました。

夕方になり、熊本滞在時に度々お世話になっているiくんから連絡。
お互いの本業で近い部分がある二人。「この日なら・・・」と事前に日程調整していました。

地元で言う電車(路面電車)に乗って市内(熊本市中心部)へ。
iくんから「俺の知り合いの所で良かね?」と提案してくれ、お店に連れて行ってもらいました。

お店の名前は「六文銭」

ビルの3Fなので、大人の隠れ家と言った雰囲気で自分一人ではまず解らなかったと思います。

まずは「熊本へお帰り!」で乾杯♪
料亭で修行し、独立してお店を出したとのことで出てくる料理が「見てビックリ、食べて美味しい」ものばかり。






それぞれ知り合ったキッカケや地震に関する話や本業ネタなど美味しい料理を頂きながら話は弾みました。

何だかんだで閉店までお邪魔し、「宿はどこね?」と聞かれたので「県立体育館の近くですよ」と答えると
「3人とも同じ方向だけん、乗ってくたい(乗っていけば良いじゃない)」となって全員お酒が入ってるので運転代行の運転で出発。

ちょうどこの夜は「何十年に1度」の大雨が降った夜。
ワイパーを早く動かしても視界が効かない状況。私の宿が近づいてきた頃、iくんに職場からの出勤要請の電話が。
そうこうしていると水前寺公園付近の電車通りが冠水していて立ち往生している車が。
線路も冠水しているので電車は両方向とも冠水部直前で待機していました。

迂回して宿近くでお礼を言って二人とはお別れ。iくんはこのまま職場に出勤するとのこと。

宿の目の前の電停(バスで言うバス停)で電車を待っている人がいたので

冠水している状況を伝えて宿に日付が変わる頃に帰還。

濡れた服を脱ぎ、明日に備えて床に着いたのですが、先ほども書いたように今夜は「何十年に1度の大雨」。
日付が変わって熊本市内でも避難勧告発令


その後も継続して豪雨は続きました。



寝静まった頃に火災報知器が複数回誤動作し、その度に飛び起きるものの、しばらくして

「誤動作です。火災は発生していません。安心してお休みください」とアナウンスが入り、なかなか寝付けない夜でした。

最後にこの日の私の移動記録と益城町ボランティアセンターの書き込みの写しを残しておきます。


以下、益城町ボランティアセンターの書き込みの写し。
-ここから-
【6/20(月) ボランティア受入中止について】
益城町災害ボランティアセンターからお知らせです。
おはようございます。本日は、大雨警報も発令されており、悪天候のため一般ボランティアの受入を中止します。
ご了承下さい。

【6/20(月)の報告と明日のボランティア募集のお知らせ】
益城町災害ボランティアセンターからお知らせです。
本日は、大雨警報等発令されており安全面を考慮してボランティア活動を中止させていただきました。
明日も引き続き雨の予報で、状況によっては一般のボランティアさんの受付を中止する場合があります。
通常どおり行うことができる場合は避難所支援と屋外活動で50名程度のボランティアさんのご支援を必要とします。
詳しくは明朝お知らせします。皆さんのご協力をよろしくお願いします。
-ここまで-

P.S
これまでにボランティアを経験された人にとっては当たり前のことかもしれないことも含めてブログに書きました。
これからボランティアに参加する方にとって少しでもお役に立てば幸いです。
また、全ての災害ボランティアが上記と同じ体制、支援策が有るかどうかも解りません。
一つの例として参考にして下さい。


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