HOME > ブログ

KAKUさんのBlog

smart electric drive 数日試乗して 2016-11-07 20:47:25

smart electric drive 数日試乗して 先日の11月3日文化の日、おだわらスマートシティフェアに参加しました。
当初、私は給電用のi-MiEVの展示&説明で参加予定でしたが、急遽役割に変更が生じ、展示車両smart electric drive を回送するというお役となりました。イベント前々日にsmartを東京都区内のとあるアジトまで受け取りに行き、町田で一旦待機、前日夜に充電セット、満充電で当日朝を迎え、町田から小田原までの片道約50kmを移動。イベント終了後、再び町田に戻ってきて、無事smart基地まで送り届けるというお役です。

この車、めちゃ個性があって目立ちます。交差点で停まっていると、周りの車の車内、横断中の歩行者の目線を強く感じます! 屈託のない男の子からは、”あれ何!ちっちぇー車!”とか、コンビニで停車していると、母娘の親子が通りすがりに、”ママみて!可愛い~!”と声をだして話しているのが聞こえてきます! 乗っているのは、オジサンで申し訳ないのですが、、、、



この車、近場のトランスポータとしてはサイコーの一台ですね。チョロチョロと自宅の周りを走る分には十分です。駐車場所を選ばないし、EVのパワフルさでビュンビュン走るし、まさにチョロQです。
しかっし、お世辞にも長距離にもお勧めですとはいえません^^; その理由の一つに、急速充電非対応であること。あ~っ、もったいない! 普通充電のみなのでこれは本当に残念です。

乗り心地については、ネットでもこれまでいろんな方がレポートされている通りです。ドイツ車独特のしっかりした足回り、小さいくせに安定度抜群です。サスペンションはかなり固めです。i-MiEVやリーフもロールは抑えられていてしっかりしている方なのですが、やはり、乗り換えて比較すると、交差点やカーブでの左右のゆれはほとんどありません。ピタッと道路に吸い付いて曲がっていきます。また、ホイールベースが1865mmと短いので、道路の凸凹に正確に追従します。速度を上げてもその傾向は変わらないので、スピード上げて路面状態の悪い道路を走るとヘッドレストにこつんこつんと頭をぶつけます。 キビキビ走らせる場合は、助手席に妊婦さんを載せられませんね(笑)。

あと、ハンドルが重い! アクセルも重い!片手でもすいすい回る日本車とは一線を画します。シッカリ両手でハンドルを握って、それなりに踏み込んで、初めてEVらしい走りが出来ます。数日乗って、ハッと気づいたことですが、クルマを運転することは、本来こういうことだったかもしれないと。下手に、ハンドル軽いと片手でスマホやカーナビ操作の隙を与えてしまうかもしれないが、この車は、それを許さないようになっている。。。そんな気がしました!

スマート電気自動車に搭載される電機モーターは55kW/130Nm 重量は950kg、対してi-MiEV(M)は30kW/160Nm 1070kgなので、確かに発進時や加速時のトルク感は、i-MiEV(M)のが上です。最高速はそこまで試していないので分かりません。
ボディサイズは、2740×1560×1540mm(全長×全幅×全高)、ホイールベース1865mmです。対して、i-MiEVは、3395×1475×1610mm(全長×全幅×全高)、ホイールベース2550mmなので、全長は655mm、ホイールベースは、685mmも短い! にもかかわらず、最小回転半径4.2mなので、i-MiEVと比べて30cm小さいが、車両が短いのでもっと小回り効いていいいんじゃないと錯覚を起こします。

何はともあれ、見た目には想像つかないくらい、しっかりした乗用車に乗っている感じです。ですが、走り出したらゴーカートに乗っている感じも無きしもあらず、これも楽しいです! 資金面が許せば、本当にサブとして欲しいです。

もし、本気で手に入れるとなると、i-MEVかリーフどちらか入れ替えしないといけないのですが、そうなると2台置けますね。私はベースグレードで、かみさんには、ミッキーエディションを仕入れてあげましょう! 未使用車の40台限定バージョンが中古に出回っているようです。
たしか、発表当時キャンペーンがあって、もちろん応募しましたが、惜しくも外れました^^;




ハンドルにはハドルシフトレバーが付いていて、D+(回生強)、D(回生ノーマル)、D-(回生なし)にできます。いつもi-MiEV(M)では回生の強いBモードで乗っていますが、D+はそれに匹敵する感じですね。このパドルシフトのいい点は、瞬時に切り替えられることでしょうか。慣性を利用してニュートラル走行するのにも、パドルシフトで簡単にセット、停車する手前で、D-→D→D+に切り替え、最後にブレーキ踏んで止まるといった、超エコ走行も扱いやすいです。マイナーチェンジのi-MiEVに搭載されるとの噂ですが、是非実現してもらいたいです。
 


このアナログチックな、SOCメーターと、パワーメーター。 これもいいですね。


速度メーターですが、60kmを境に振れ幅が異なります。こんなメーターは初めてみました。



駐車場にバックで止める際に、隣の車のノーズと同じくらいの位置になるように停めると、、、、、ご覧の通り、まだバックできます。^^
 


いや~、楽しいかった4日間。こんな機会を頂いて、くまさん、どうもどうもありがとうございました!



最後におまけです。このsmartEDですが、200Vの充電速度が早いです。自宅のワットメータですが、ご覧の通り3kW越えです。リーフやi-MiEVは、3を超えることはありません。大抵が2.8kW台です。1割弱早いということになりますね。
[上(左)がsmart,下(右)がリーフです]

▲ページの先頭へ