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knight-さんのBlog

【試乗報告】Tommykaira ZZ試乗(同乗) 2016-04-18 21:52:20

かつて大阪のとある場所に展示されており、

別件ついでに実車を見ようと寄ってはみたものの、既に返却されていたため実車を見ることは叶わず・・・。

しかし、一度フラれはしましたが、ようやくこの目で実車を見ることができ、

さらには同乗のみでしたが試乗することができましたので報告いたします。

 

前日の16日(土)に、新宿に行く知人を乗せていつもどおり岡崎ICから東名高速道路を東進!

昼間の移動のため、ある程度の充電待ちを覚悟していたのですが、

富士川SAで5分ほどアウトランダーPHEVの充電待ちが発生した以外は充電待ちはなく、

スムーズに実家に到着(知人は長津田駅にて途中下車)。

 

翌17日(日)早朝、風は強かったものの雨は降っていなかったため、実家を早めに出発、

予約時間の12時より45分ほど早くSAB東雲に到着。

雨が強まる恐れがあるため、担当のSさんと調整してすぐに試乗させていただけることになりました!

試乗終了後、ガレージ内でSさんと話している最中に本格的に雨が降ってきたため、

非常に運が良かったです、わざわざ岡崎から来た甲斐がありました。

 

カタログ表紙

 

ようやく実車を拝めました!

車両本体価格が税込864万円と高価にもかかわらず、

意外にもヘッドランプがハロゲンであることにはご愛嬌??

(弊方所有のi-MiEV Mもハロゲンですが)

 

スペックは以下リンクを参照ください。

なお、車重は驚きの850kg、

タイヤサイズはフロント:205の17インチ、リヤ:225の17インチ(扁平率は失念)です。

航続可能距離は120kmと、i-MiEV Mと同じです。

http://tommykairazz.com/specification/

 

ドライバーシート、パッセンジャーシートともにレカロのフルバケが装着されます。

 

テールランプはロータス エリーゼのものと非常に良く似ていますが、共用かどうかは不明(車体寸法もエリーゼと類似)・・・。

ホイールはSSR製です。

 

同乗終了後にドライバーシートに着座させていただきました。

アウタードアハンドルが存在しないため、インナードアハンドルを操作してドアを開ける必要があります。

ドアパネルが分厚いです・・・(;´д`)、そのためサイドシルもやたらと幅があります。

なお、Tommykaira ZZには、今のクルマには当たり前のように装着されるものが装着されていません。

例えばエアバッグ、パワステ、ドアトリム、ドアウィンドウ、サンバイザー、エアコン、

フロアカーペット、小物入れ、ルーフ、・・・ いずれも装着されていません。

今のクルマのように足し算して造られたクルマではなく、引き算して造られたクルマであるということです。

走るためだけのために造られたクルマであり、走行に必要のない装備は排除されています。

ルーフに関しては、ソフトトップがオプションで用意されますが、

固定箇所が左右で10箇所もあり、さらにソフトトップの収納場所が車体にはなく、

気軽に脱着できるものではありません。

 

停車状態でステアリングを操作してみましたが、かなり重いです。

ただ、車体が曲がり始めてしまえばそれほど重くはないそうです(Sさんの話)。

そうそう、キーは今時のリモコンキーではなく、キーのみです^o^/

 

吸い込まれそうなデザインのメーターがなかなか凝っていて面白いです。

通常はリングの色は白ですが、I/g ONにして可動状態になると赤に変わります。

スピードメーター、駆動用バッテリー残量計、シフトポジションインジケーター、オドメーターが中心に位置しています。

 

右側には電流計と駆動用バッテリー温度計、

 

左側には電圧計、DCU(ECUのことと思われる)温度計、モーター温度計が備わっています。

肝心の航続可能距離は・・・、切替スイッチが見当たらないため表示不可??

 

では同乗時の印象を・・・。

結論から申し上げますと、動力源を除いては完全にアナログな公道仕様のレーシングカーであり、

快適性・静粛性に優れた市販のEVとは完全に一線を画しています。

 

加速性能については0-100km/hが3.9秒と、BMW i8の4.4秒より速く、

車高の低いゴーカートのような外観のため、フルスロットル時は「異次元」を感じられます。

過去に試乗(同乗含む)したテスラ MODEL SやBMW i8とは異なる世界を感じられます。

不用意にスロットルを全開にするとリヤタイヤが簡単にホイールスピンします(これによりGLMから同乗のみの要請となっている)。

 

旋回性能についても、かなりの高速度で交差点を右左折しても微塵もロールを感じさせません。

乗り心地を含めた快適性については、路面からの入力がダイレクトに身体に伝わってきます。

歩道~車道の僅かな段差を通過時にもガツン!と伝わってきます。

静粛性については、後方から容赦なくメカニカルノイズ(モーターの高周波音や足回りのゴンゴン音)が侵入してきます。

回生ブレーキ機能・・・、このクルマにはありません(シフトポジションもP,R,N,Dの4つだけ)。

そのため下り坂で回生ブレーキを利用して充電し、残量計を見てウハウハ・・・という一番オイシイところを味わえません(T_T)

 

充電については、リヤのナンバープレート右にあるスイッチを押してリヤフードを開けないと急速/普通充電ができません。

雨が侵入しますが、基本的にこのクルマは雨天時運転不可なので、なるほど適切な位置でしょう。

(フェンダーに付けると、リッドやらオープナーやらケーブルが必要で重量増につながる)

 

販売の面で不安要素があるものの・・・、

今まで乗ったEV/PHEVのなかで究極の生々しい手応えを感じさせるドライビングプレジャーを味わえるクルマであり、

これは本気で欲しい!! ←そのため長文になってしまいましたm(_ _)m

ただ、残価設定型のローンがない!

フルローンで購入???


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