アイミーブ16kwバージョンは88個のセルバッテリーが直列につながっています。

セル毎に４V前後の電圧があり、88倍すると352Vとなります。

バッテリーの容量が増えたり減ったりしますが、それぞれのセルは必ずしも同じ電圧で動作するわけではありません。

先に減ったセルに増えたセルから電子が供給されて平滑化しますが、100％に近いところと0％に近いところでは、

その電圧に差が生じます。

その差を電子回路で調整して、最適なバッテリーマネージメントにする機能があります。

自分で行う時は20％以下にした状態で普通充電を満充電まですると、少し修正されます。

ディーラーにお願いすると、コンピューターを接続してさらに修正することができるそうです。

12ヶ月点検や車検の際に行ってくれるらしいです。

Canionをつかうとそのセル毎の電圧を可視化できます。

こんな感じです。亀マークが出た状態でSoc9.5％です。

亀マークは相対残量10％を切ると出現します。

セルのばらつきはHigh=3.645V、Low=3.480Vでその差は0.165Vです。きわめて少ない状態と言えます。

急速充電30分後はこうなります。

セルのばらつきはHigh=4.105V、Low=4.085Vでその差は0.02Vです。さらにきれいに揃っています。

9.5％から84％まで入りました。充電器側のレポートによると11.7kwh入ったと言うことになっています。

充電効率を80%とすると9.36kwhで74.5%分に相当するので、100%は12.56kwh。

私のアイミーブ16kwhは、現在78.5%に劣化しているということになるでしょうか？

この計算は合っていると思いますか？

それから、7月で5年目でリースアップ、車検となります。

走行距離は今日まで99400kmです。

今日は調子が良かったのでi-Meetingの帰り、新東名駿河湾沼津PAで充電した際、86%まで入ってしまい、約90km走行して昭和シェル湘南藤沢SSまでたどり着きました。

その時のデータが上記の9.5%、76.5%で90km走ったということになると、この割合で100%走ると117.6kmということになります。普通にタイプMと同じくらい走るってことになってます。

そんなことないんですけど。足柄から厚木まではユル下りだし、厚木から5㎞手前からは渋滞で40mk走行だったし。

気温もバッテリー温度もコンディションが良かったのです。

なぜネガティブなのかというと、駆動バッテリー無償交換の70%にはまだまだ届いていない、ということ。

10万キロ保証リミットまであと600kmではバッテリー無償交換はのぞめませんね。

10万キロでセルのばらつきが少なく78%の容量だということはとても良い状況なのだそうです。

という話でした。

三菱さん。今後、バッテリーの有償交換が安くなりますように。お願いします。