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evstさんのBlog

リチウムイオンバッテリーの改悪? 2015-01-21 09:51:26

中華製リチウムイオンバッテリ(LifeSO4 12V200AH)をテストした結果

ロングでは600Wしか使えないことがわかりました。

700Wの器具では12V出力ケーブルが細くて発熱します。

更に900Wのポットでは瞬時に12V供給が閉ざされバッテリーは死んだふりします。

恐らく電圧が10V以下に落ちてバッテリー付属のBMSが作動したのだと思います。

送ってきたバッテリー

ネットで送ると言われたBattery

 

BMSの大きさが送ってきたのは小さいです。

12V出力ケーブルの太さの違いは良くわかりませんが送ってきたのは細いと思います。

この商品の販売サイトでは商品に不満あるなら証拠提示によって値引き、返品できます。

しかし送料はこちらの負担です。2万円程送るのにかかるから直して使うことにしました。

売主には大幅値引き提示してます。受け入れられないと思いますが何度でも要求します。

 

まずバッテリーを裸にします。ナイフで覆いを切り落としました。

 

セルブロック(3.2V200AH)8個が直並列に並び12V200AHのバッテリーになってます。

写真の反対側に同じ4つのブロックがあります。

 

直列ケーブルと出力ケーブルには太い線を追加、恐らく当初より電線は3倍の断面積。

並列ケーブルには2倍の断面積にしました。

出力ケーブルはアンダーソンコネクター2個使います。

充電はBMS使います。放電はBMS経由しないで直接インバーターに繋げます。

インバーターも低電圧シャットオフ機能付いていて入力電圧が10V以下になれば

入力を閉じます。

MBSはアース線を制御しておりこのケーブルも細く、追加配線するのはBMSを分解

しなければならないのでやめてバッテリーから直でインバーターに送ります。

 

 

テスト

まず充電です。12V15Aの充電器で15時間以上かけてやっとフル充電できました。

14.14Vです。

通電テスト

いきなり1000W湯沸しポットを接続しました。

OKです、主力電圧は11.9Vと12Vを下回りインバーターのランプは薄緑になりますが

AC電圧は101Vあります。

15分でお湯が沸騰しポットへの通電ストップしたためここでテスト終了。

ケーブル発熱ありません、しかし裸のバッテリーセルは熱くなった覚めたりの繰り返し。

時には半田付のところ触るとやけどするかと思う程熱くなるときあります。もう一度

同じ場所触っても触れます。

次は車の充電テストやります。

 

電気関係素人のわたしですがなんとかここまで漕ぎ着けました。

何でこんなことするのだろうと思いますが乗りかかった船ですから向こう岸(緊急時携帯

EV充電装置の完成)目指します。

さて困ったのはバッテリーのセルを覆う耐熱難燃フィルムが手に入りません。

ビニールテープでも巻こうかと思ってましたが熱で溶けてしまいそうです。

どこかの会社にサンプルでもらうか。


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