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えびふりゃ~さんのBlog

てこいれ! i-MiEV12V補機バッテリーの強化 2014-11-09 11:11:44

i-MiEVの12V補機バッテリーの交換を行いました。
 
実は、以前二週間ほど入院した際にルームライトが付きっぱなしになっていたために補器バッテリーを深放電)してしまったせいで、一応つかえてはいたのですがかなりガタがきてしまっていたのです。
どのくらいかというと、バッテリーチェッカーにかけると「要交換の手前」になっている状態です。
実際には特に問題なかったのですが、その後の短期入院で4日入院して戻ってきたら、すでにREADYに入らなくなってたというくらいです。
 
※深放電はいわゆる完全放電の状態でさらに長期間ACCをONにしてたりすると起こる現象、バッテリーに深刻なダメージが残ります。
通常車のバッテリーが「上がる」というのは11V程度まで電圧が低下した状態で、この状態では基本的にはほとんどの電装品が使えなくなり、これを完全放電と言います。
その状態でもACCをONにして電力消費を続けると6V位まで電力が低下し、このくらいの状態を過放電と言い、ボーダーラインです。
それ以上に放電が進んだ状態を深放電と言い、だいたい3Vになるともう使い物になりません。内部のセル金属板が崩れたりガスが抜けたり、それがなかった場合でも充電できなくなったり、充電できたとしても充電量が少なくなったり放電が弱くなったりします。
 
とりあえず作業内容についてはみんカラに書いたこちらを参照してください。(長くなりそうなので)
http://minkara.carview.co.jp/userid/873312/car/736000/2987874/note.aspx
 
二、三点の小さな壁はありましたが、どこのご家庭にもあるアイテム(笑)で問題なく切り抜けられました。
 
 
気になった部分と言えば、入っていたバッテリー(ユアサ)が検索でも見つからなかったことEV専用の非売品な特別仕様?
そして大容量化したことによって享受できるであろうメリットがまるで分らないということです(本末転倒すぎるw)
 
今回は標準のB19サイズではなく、ワンサイズ上のB24サイズを選択して、それによって容量値80の製品を選択しました。
なぜ同じB19のバッテリを選択しなかったかというと、なんとなく面白そうだったというか普通のことはしたくなかったからですw
 
なお、車のバッテリーは12V(充電14V)で統一されているため、搭載さえできればサイズに関係なくどんなものでも使用できることになっています
ですが実際には、車によってはオルタネータに負担がかかり、故障の原因になる(※2)ことがありますのでご注意ください。
 
※2 容量が大きくなると、充電に必要な電力も増えます。とはいえ通常はMiEVでいうところのMかGかの関係で、満充電までに必要な充電時間が変わるだけです。
ですが最近の電池は昔のに比べて内部抵抗値を小さくして充電効率や充電速度を上げている高機能製品というものがあります。(ハイブリッドやアイドリングストップ車とかには特に必要な性能)
しかし、古い車の場合発電制御がないため、このような高機能製品を使用するとそれに合わせてオルタネータの発電量を増やしてしまい、それが負担になることがあるということです。
水道に例えると、蛇口を大きくすれば水が出る勢いも増してバケツに水を張る時間も短くなる、けど送水モーターが頑張りすぎて壊れる ってところです。
 
まあ、やってみて思ったことは・・・
EVはそもそもオルタネータみたいな安定しない発電機と違って最も安定した巨大な電池から供給されてるんだから、補機の大容量化によって得られるものはない。
 
そして、ボンネット内部は物を落とさないようにしよう。 下が蓋されてるので取り出せなくなるぞ☆
 
お粗末!

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