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KAKUさんのBlog

caniOn を使いこなす 2014-04-06 22:16:19

5月開催予定のEVOC総会下打ち合わせに、昨日箱根に行ってきました。

i-MiEVでは何度か箱根に行っていますが、今回caniOnを行き帰りに使ってみました。
何度かハングアップしたものの、Mでも基本データはしっかりとれて、しかもログ機能があるので、あとから走行の状況を振り返ることができます。

このアプリは、G用にチューニングされているので、インパネ電力系の針の振れ幅は違うし、電池セル温度や、電圧は取得できないです。
しかしながら、基本的なSOCや消費電力、回生電力等は正しく取得されていて、これらのデータだけでも、走行時にはとても有用です。
ログファイルは、日ごとにTXTファイルとなっているようですが、dbファイルとしても記録されているので、dbを扱える方は、いろんなデータ処理ができそうです。

dbファイルは、ブラウザFireFoxアドオンソフトSQLite-managerで読みだします。こんな感じ。



このアドオンをつかってデータを書き出し、エクセルなどの表計算ソフトで処理します。
たとえば、充電率の推移などです。



時間で見ることもできます。平らなところは車を動かしていない時間ですね。


あと、箱根園から、箱根湯本に向け下りの回生により、SOC72%→82%程度まで回復していることもわかります。回生時のSOC増加の傾きは、200Vの普通充電時よりも急、すなわち、充電が早いこともわかります。むしろ、急速充電並ですね。

こちらは、行きに利用しました日産プリンス小田原店でのQC前、Trip Timer画面です。
下の方には電費が表示されますが、日本ではなじみのない1kmあたりの消費電力となっています




これは、急速充電中のSOCモニターの画面です。97.5%まで充電されました。 航続距離は130Kmとなっています。 


こちらは、箱根園から湯本までの下りを走った後の、Trip Timerの画面です。
消費電力は971W、そして1.627kW回生していることがわかります。



たぶんあっていると思いますが、消費電力と回生の記録データです。


caniOnは、SOC情報、リセットしたからの電費(ただし1kmあたりの消費電力で通常とは逆ですが)がリアルタイムに表示される点は素晴らしい。これはとても有効だと思うのです。特に、2セグ以下の残り少ない時には、点滅表示だけだと不安になってしまいますが、数字として表れるSOC表示は冷静に対応できまね。

このソフトはなんと無料なのです。何度かフリーズしてしまい、再起動を余儀なくされましたが、全般的にはとてもよくできたソフトだと思います。


小田原店でQC中のi-MiEV。カードが必要ですが提携しているEVSSカードが使えます。



箱根峠のエヴァンゲリオン200Vです。利用は60分までですが、タイマー機能はなく、手動で止めます。 


箱根峠から、湖畔へ向かう途中。いい天気でした。


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